2012年3月31日土曜日

オッテス・ロルヒャー・ボーデンタール・シュタインベルク リースリング・ゼクト 04

今日は特に暖かかった。花粉も昨日ほど酷くはなく、過ごしやすい一日であった。

こう言う暖かい気候には、泡が欲しくなる。

ただ、ハウスワインのmeinklang burgenlandwhite が既に抜栓されていたので、スプリッツァーにして呑む。通常レモン絞るのが常だが、このオーストリアのbioワインは芯がしっかりしていて、柑橘類のニュアンスも豊富なので、そのまま。

その後本題のゼクトを。不満の種だったフルートglassもリーデルのcasualラインに新調し心機一転の泡。

すごくキメの細かい泡である。ワインそのもののクオリティーが高い上の、この泡。glass内では3粒程の泡が立ち上っているだけなのだが、口に含んだとたん存在感も露なムースに変化する。呑む、と言うより、食す、が的確な表現だろう。マンゴーのアロマや熟成の栗のニュアンスもブーケに感じられて、素晴らしい。

しょうもないシャンパーニュの泡より安い値で、マンゴー・ムースを堪能し、本日呑み上がり也。




2012年3月30日金曜日

将校


二陣目。
久々にシェイカー振り申した。
ワイン開けるか迷ったものの、今日は呑み疲れしても…ということで、ワインは止め。
マニアックですが、カミュのoldを使ったサイドカーを。コルクが中途でへし折れる程の20年超えのold bottle故、アルコールもかなり飛んでおりますが。コニャック・マニアでも中々コレクトしておらんやろの一品。どや、箱付きや。

コアントローは生憎切らしておったので、トリプルセックで代用。手前味噌ですが、旨かった。
きっと、リーデルのマティーニグラスに救われたかな。

タンカレーを買い足さねば。これからは白ワインも出現頻度増大するが、カクテルも同様に出現率は上がって参る。暫し切らしておった、タンカレーとカンパリは買い足さねばね。タンカレー・マティーニは私のフェイバリット。
ワインの頻度が減って、パジェットにも優しくなるか。

2012年3月29日木曜日

今年初のピクニック with colin弟

良い天気じゃ!spring has come!春が来た!
麗らかな日。
昼まで自宅で仕事をこなし。特に先方からリテイクもなかったので、昼から中ノ島にピクニックに出かけたのであった。
出かける前に昨日の残りコランのシャサーニュM 1er cru赤をテイスティング。
はい、酸がやや回るがヘタってはおらぬ。色調も昨晩より、よりクリアに。春の小川の清水。昨晩より化粧がとれ、幼い印象。ロリコン趣味はないので、私の好みではないが、美人は好きよと。陽だまりの書斎にて。

作り置きと、コラン、チェッパイアーノのキャンティを持っていざ出発。

まだ芝生も養生中。なので褐色の芝生を見ながら、横のベンチにて。
4月も中盤を越えてくると、ママ友連中やら色んな人たちが日向を求めてやってくる、中之島公園。まだ、人もまばらだ。それでも、フレア(バーテンダー)の練習をしている若者や、二人でシートを広げてビール片手にお弁当を食べているカップルや。休日を感じさせてくれる要素は沢山。
久々の休暇らしい休暇に心が洗われていく。

陽だまりの中コランを。やはりブルゴーニュの赤は明るい外で飲むには向かんかな。ヘタってしまったキャンティの方がまだTPOを弁えている感じ。内向的なワインは、薄暗い蝋燭のともった室内で戴くのが良いのであろう。ヴァンパイアだな。

横のラジオがFM COCOLO南港スタジオからのオンエアラストを告げ。懐かしいディック・リーのAJIA MAJORが流れている。


どちらも昨日の残りボトル半分ずつだったので、すぐ呑了してしまう。ゲームに負けた家人が、近所の酒屋まで買出しに。久々のチリの赤ワイン。甘い。スクロース添加ワインか?と言うくらい甘い。輸入者はキッコーマン。キッコーマンと言っても醤油だけじゃないのよ。キッコーマンは、ついこの間まで、1.8Lのパックワインの輸入量では日本一だった。何のメルシャンだけがワインの会社ではないのである。

半分呑んだあたりで、日がかげり川面の風が冷たくなってきた。ぱたぱたと店じまいして、帰宅。
さて、後半戦は夜の部へ続くぞ。

BRUNO COLIN CHASSAGNE-MONTRACHET PREMIER CRU-LA MALTROIE 06

今日はいつも使う大阪天満宮駅ホームの落下防止柵が完成。

結構前から着手していたわりに遅々として進まず、他人事ながら大丈夫かしら?と心配していたのだが、ここ数日の間でトントンと工期は短縮されたらしい、杞憂に終わった。まあ、酔っ払いと乗降客の多い北新地や大阪天満宮駅は落下防止柵はあった方が宜しかろう。流石にホームから転落するほどの泥酔はないが、酔っ払いとしては他の酔っ払い属が世間様に迷惑をかける機会が減るのは、歓迎すべきところ。

さて今夜の深夜食は、昨日呑まなかったブルノ・コランのシャサーニュ・モンラッシェ プルミエクリュ・ラ・マルトロワ06。
ラムチョップに白??
ではなく、マルトロワ・ルージュ。シャサーニュ・モンラッシェといえば、白ワインが偉大なだけに赤ワインにはスポットが当りにくい。が、実はしっかり赤ワインも産しており結構な生産量なのである。白ワインの生産量より少しばかり少ないだけだ。

家人は私の蔵書のフランスAOCワイン辞典を読んだらしい。合う料理:チリ・コン・カルネ、仔羊のロースト。教本通りに、奥のチリコンカンとラムチョップを作ってくれていた。

抜栓すぐは未だ若干CLOSEしていたが、ものの半時間で華開いてくる。最近流行りのバリック バリバリのそれではなく、樽香控えめ懐かしい感じの良質なブルゴーニュ・ワイン。甘みは先行するが、酸味がアフターに心地よい。ややもすると、シャサーニュM白の持つミネラルも感じる。

一言で言ってしまうと、「清廉」な。pureとも。大変好印象。1erというのも、06と言うこと考えると呑んだ時期が良かったか。

最初、ラムチョップの獣香はこの「清廉」に対しては疑問符が付き、どっちかと言うとジュヴレイ・シャンベルタン向けかな、などとコメントしていたのだが、何の実はこのラムの脂身が見事にワインに合った。なるほどそういう事かと合点がいった感じ。

大変良いマリアージュに満足したので、良いピノは半日後に呑む面白味があるからと半分残して今宵は呑みあがり也。

2012年3月28日水曜日

RICHMONT VIOGNIER PREMIUM 09

家人が言うに今宵は自信作と。魚の肴だそうな。
ただ、家人への手土産は少々レアなBRGの1erクリュの赤。そういう事なら、プレゼントはDIELのリースリング特級にすりゃ良かったかななどと思いながら帰宅。


確かに旨そうである。鱸の白ワイン蒸のタイム・レモン添え。見た目のイタリア国旗が目に華やか。
まあ、何しか色々ワインがある拙宅ですが特級ワインのストックこんな遅くから開けるのも勿体無いわよの一言で、家人がどこぞで仕入れてきた安物南仏IGPのヴィオニエの樽熟ワインを。熱入れた白身魚にはヴィオニエは兎も角、樽熟ワインは合うのが常。

はい見た目通りこの皿は、いと素晴らし。アサリの旨味とレモンとトマトの酸味、タイムの清廉な香味。渾然一体で五感に迫るよき一皿。して、ワインは。

…劣化じゃ。熱劣化。確かに樽香は強いのやが色んな要素が死んでいる。ヴィオニエのオイリーさも発見できず。熱劣化しようが、ブションだろうがポテンシャルの高いワインと言うのは、状態変化しても原液の持つレベルと言うのは、ある一定以上のワインのテイスティングスキルが体得できていれば、抽出できるものなのだが、このワインは一言「あかんなぁ…」。

よくよく聞いてみると家人は頂き物を持って帰ってきたようで、購入したわけではないらしい。健全な状態で買って1500円くらいの販売価格ちゃうか?と予想してみたところ、ネットで調べると1700円強上代。私の感覚も悪くは無かろうと安心したのであったが、こんなワインに真面目に1700円以上払ってしまったら、ビギナーの方は困惑するやろな。

そういう訳でワインはグラス1杯呑んで、呑みあがり。残りは料理酒行き。
その後は酒庫を漁って、バランタイン17YOストレートと、カルアミルクをドルチェ代わりに2杯程呑んで呑みあがり。

2012年3月27日火曜日

Prinz von Hessen WINKELER JESUITENGARTEN Riesling ERSTES GEWACHS 05

昨日呑みそびれた、プリンツ・フォン・ヘッセンのエアステス・ゲヴェクス格付けを。正式にはヴィンケラー・イエズィーテンガルテン(畑名:イエズス会修道師の庭)・リースリング・エアステス・ゲヴェクス05と。て、長っ。
ラインガウはヨハニスベルグの特級也。
昨日に引続きの白。これからは白が増えそうである。
同じリースリング特級でも、ここのところポツポツ呑んできたグロセス・ゲヴェクス格付けのヴォリューム感たっぷりのものと、異なり酸、ミネラルが前面に出張ってきて繊細な印象。ややペトロール強いが、これはこれで多少強くても個人的には嫌いではない。
この一本はやや熱変成を感じるが、ワインに完璧を求めるストイックな飲み手では私は無いので、特に気にせず美味い美味いと呑み進める。
皿盛り塩豚は絶妙の湯加減だったらしく、ジューシーで丸。これはロゼに合わせる感じだったかな。連日の寝不足もあり、一本呑み上がりで即就寝と。



2012年3月26日月曜日

Dopff & Irion Gewurztraminer 10-2

今宵もいよいよ仕事が終わらない忙しい一日であった。ようやく一段落着いたので、杯を傾ける。仕事ついでのPC開いておるので記録も付けよか、と。2時まわっとるがな。
横でCannonball Adderleyのautumn leavesが。

さて、昨夜の残りのゲヴュルツトラミネールは家人がすっかり堪能されたようで、なけなし残っていたグラス1杯分を舐める様に。まったり、と言うよりは「また~り」とオイリーに酸化熟成進行し、宜しい具合である。

今宵は、リースリングのEGを呑むつもりだったが、時間もないし遅駆け空けるには忍びないので又近々。

本日のピンチョスたちも、ワイン用あてのオンパレードで。サーディンはこのゲヴュルツの後に作った角ハイとマリアージュ。

2012年3月25日日曜日

Dopff et irion gewurztraminer 10

そろそろ春らしい温度帯になってきた。でも、今日のように関西は雹が降ったり、狐の嫁入りがあったり。
最近赤が続くが、春めいてきたので今宵はアルザスのゲヴュルツトラミネール。
抜栓はなから、マンゴーのようなグレープフルーツのような、色々と香りは複雑。
糖が高いが、北産地ならではの酸もあり食中でも、食事の邪魔をしない。
ワンプレートのこの後出てきたレモンピールを振りかけた、菜の花のソテーのオイルパスタは、菜の花の苦味とレモンの香りがゲヴュルツトラミネールの持つそれと、丸2つの好相性で良かった。
食後もこの中辛口で通す。ドライフルーツは生憎マンゴーは無かったので、枝付きレーズンと。これも中々宜しかった。
やはりこれくらいのwineが色々蘊蓄含めた評論をせずに呑めるので、仕事上がりには気楽で良いね。