2013年2月9日土曜日

我が心はカロンにあり~ Chateau Calon Segur 01

ひっさしぶりの大阪休日、そして約束を年末から果たせずにいた天満のいつもの銘店ベビトーレへ。
そう、昨年末、一年お世話になったマスターに「ワイン呑めるとしたら何に興味がありますか?」の問いに「カロン・セギュール」ってな可愛い銘柄でてきたものだから、こりゃあ是が非でも持っていかなければと。それが、年末年始の大忙しで約束果たせずにいたという訳。

拙宅のセラーに寝ていた、カロン・セギュール01を。セギュールはミーハーでもなんでもなく、好きなワインでグランバンの中では比較的吞む機会の多いワインだ。
昨晩、帰阪と同時に抜栓しておいた、24時間熟成。マニアック?やはり、少しでも良い状態で吞んで頂きたいもの。御もてなしの心。
まだまだセギュールにしたら若いからね。
出陣式。カロン・セギュールのボトルを見ながら、角ハイダブルで。正装のシルクハットも眺めて緊張感を高める。

んな訳ないが、天満に歩いていくと、なんやらえらい人だ。なんかあったかしら。

今日は、2本しか呑まないように止めてくださいねとBID ORDER入れて、まず1本目は、南アフリカのシュナンブランを。これは、余り思い詰めて吞む類でなく、バランスよくコストパフォーマンスよき白という印象で、すいすい。



白をかなりゆったり呑んでたので、皿も白より多し。

で白の後、掲題カロン・セギュールの01を。いやぁ、イイ香り。芳しきベリー香。昨晩の抜栓したてのマスキング樽香がほぐれて、甘美なお香のスモーキーフレーバーが神聖さすら感じる。ボルドーも、よいタイミングで吞めば、ブルゴーニュには出すことのできない良い香りがするもんだが、そのお手本の様な良い香りだ。3脚あるのは、当然マスター用。いつも、遠慮がちに私たちの皿を作るために、小こいグラスで飲んでらっしゃるのだが、今宵は3人でワケワケ。

マスターも、目を細めて「ほぉっ」と溜め息。

嬉しいですな。

色調、香、味わいのテイスティング・ノートを書いてもよいのだが、マスターの溜め息一つで、十分かと思うので、細かいのはナシ。二言「ボルドーに美酸が加わるとここまでくるか!」「バレンタインチョコの代わり!」



肉!とのリクエストから、肉肉肉。いやぁ、久しぶりに良い赤を頂いた。
で、賢明にベビはこの2本の後にカールスバーグで〆て、毎度ルートのBARソースへ。

いつもの、パイレーツ・カリビアン氏を眺めながら、ロンサカパ23YOをオン・ザ・ロックスに豚玉ソースとマヨネーズたっぷりを併せて、満足の〆飯なり。


やっぱ、天満スバラシ。

2013年2月8日金曜日

帰阪 CAVE DE LUGNY MACON LUGNY LA CARTE 09~マティーニ


ドイチャー隊員に長野の塩尻まで送っていただいて、そこから帰阪。ぎりぎりまで仕事粘ったお陰で帰阪はいつもより遅くなってしまった。やっぱり大阪は暖かい。

昨日あんだけワイン色々雑多に呑んだので、特段ワイン吞む必要はなかったのだが、宅のセラーの前に佇むと、無意識のうちにボトルをつかんでいた模様。嘘。

今日は、久しぶりにルーニー・マコン・ルーニー・ラカルト09を。
T嶋さんの焼鳥も買ったとのことだったのでね。
白い花のニュアンスから始まり、このロットを呑みだしたころの渋みを感じるくらいのミネラル感が丸く落ち着いてきているようで、甘さを大いに感じる。ワイン甘党の私としては、好感が持てる。
想定の範囲内ではあるもの、ラカルトのボリューム感のある甘味と、焼鳥の薄めのタレの甘味がマリッジして中々に丸。

あっと言う間に呑み切って、就寝直前の寝酒にとマティーニをステアして3口で呑みきりじゃ。やっぱリーデルのマティーニ・グラスはでかい。くらくら。

2013年2月7日木曜日

4 VIN? VINO? ~ Domaine Georges Noellat Bourgogne rouge 10


今日もハードだったが、無理やりではあるものの帰阪の目途がついた。という訳と、出張酒庫を何としても空にして帰るんだという、大変卑しい根性とで、のっけからワインをしっかり呑む気満々で、夕宴開始。

先ず今回持ち込みの中では、中々な部類に属するDomaine Georges Noellat BRG R2010、ジョルジュ・ノエラのブルゴーニュ・ルージュ2010から。

おぉっと、ヴォーヌ・ロマネの香がしてるじゃないの。ここのリジョナルはデクラッセだったかしら?これはかなりいい線行っているリジョナル赤だわい。たかだか並ブルなんだけれども、ちゃんとコアがあって、あのヴォーヌ・ロマネ特有の野性味ある香が乗っているのが素晴らしい。了年ヴィンテージで若いこともあって、並ブルにはないくらいタンニンが荒々しいのと、ちょっと私的には甘味が足りなかったのが惜しいところだが、他のワイン組からはすこぶる好評。

呑み終わったころにボチボチ、鮭のバター焼きが出来上がってくる。

つまみながら、あまり合わなさそうな次のボトルを抜栓。この記しでも過去数度報告している、イタリアのトスカーナ赤 イルブルキーノを。


これは、先のボトルなんかと同じくらいの値段(2-3千円)だが、かなり対照的。美味しいのは美味しいけど、チェイサーグラス片手に吞むくらいじゃないと、濃すぎて呑み疲れしてしまう感じ。それでも、合わない鮭と一緒にガンガン呑んでいきます。
2本目が空くころには、中々火の通らなかったじゃが芋がバターを伴って、皿に移動。

それに伴い、2本目より更に濃くないと割に合わんよなということで、チリのアキタニアを抜栓。3本目ですね。このアキタニアも過去この記で何度か登場しているボルドーのスーパーセカンド、コスデス・トゥルネルのプラッツ氏がチリで手掛けているジョイント・ベンチャー・ワイン。コスト・パフォーマンス高く裏切らないワインだ。

ただ、見込み違いだったようで、アキタニアよりも2本目のトスカーナの方が濃く、カベソにも関わらずかなり酸を感じる。まあ、それでもバランスと言う部分においては、2本目よりも洗練された印象で、やはり美味しい。

で、3本目も空いてしまったので、次はオマケの一本といった感じで抜栓の、ルシアン・ボワイヨのこれもリジョナル、並ブル。うーん、シャバシャバである。ビンテージのせいと、呑んだ順番もあるのかもしれないが、1本目のジョルジュ・ノエラとの差が歴然で痛い。
などと文句言いつつも、しっかりこれも呑み切って、ワイン4本空瓶だ。

こうして改めて空瓶並べてみると、えらく沢山呑んだような気がしなくもないが、なんの宅で家人と吞むときは2人で3本は開けてるんだものなぁ。全然呑み足りないので、この後はカツカツとフィンランディアのソーダ割りを呑み続けたのであった。

2013年2月6日水曜日

八海山 普通酒

ふぅ、佳境迫りて大忙し。神事に使った、お神酒の八海山を越冬隊員たちとぬる燗頂く。
今宵が帰阪前夜の神田川チーフコックが腕を振るって作ってくれた、寄せ鍋とともに。
八海山と言えば、普通酒も「全部吟醸造り」で有名。だからなんだという訳ではないが、久しぶりに多少なりまともな日本酒を吞むと、やはりワインでは楽しめない至福感。6人で寄ってたかって、ものの15分で1升が空いてしまった。

八海山のあとは、ワイン吞む気もあまり起こらず、いつものイエガーマイスターのソーダ割りを延々と作り呑み。

さて、明日で取り敢えず山梨越冬隊員1ヶ月生活に一区切り。帰阪だ。まだ、出張酒庫にブルゴーニュ赤が残っているので、明日はしっかりワインを吞む予定。

2013年2月5日火曜日

雑多外呑み 若鮨 @ 甲府


不本意ながら、今宵は久しぶりに会食UP。とは言っても、久方ぶりの街呑みである。
甲府駅前に客人と一緒に、安くてうまい「若鮨」へ。

Aのペールエールを皮切りに、鰭酒、角ハイ、晴耕雨読オン・ザ・ロックス2杯、〆にA-SD大瓶1本呑んで宴了。

全く呑み足らず、帰寮後 イエガーマイスターのソーダ割りを2杯作り呑んだのは言うまでもない。

2013年2月4日月曜日

南フランスDOMAINE MONTROSE~スペイン テンプラニーリョ


月曜週明けのスタートダッシュが肝要ということで、今日はワインを2本も。
ではなく、ワイン呑みメンバーの帰りが遅かったので、
1本目がなくなってしまって申し訳ない心持で2本目を抜栓したという訳。
Red
一本目はSUDらしい、シラー・グルナッシュ・メルロのアッサンブラージュ。
安物の割に、あの変な段ボール臭もしないし、メルロが効いてるせいか、濃く重いだけになりがちな南仏にしては酸も乗ってバランス感良好。
赤系果実に少々のカシスと。テクニカルノートにある、ココアとまでは言えないな。

そういう訳で、直ぐなくなり。その間グルメ隊員が切ってくれた
ハラスをつつきながら。加熱用だったみたいだが、あえて刺身でいただく。
ハラス故、少々臭いはあるが美味しいじゃないか。

肴も美味いし、ほぼ2人で南仏1本あけてしまったのでテンションも上がり
冷蔵庫のダナ・ブルーなんかも出てきて、既に夕飯本格的に始まる前に宴もたけなわの様相。
併せて、2本目スペインのテンプラニーリョも抜栓。

これは若いころから、好んで呑んでいるORGANICのテンプラ。溌剌として太陽を感じる赤。
くせがないので、水の様に呑めてしまう訳。このテンプラをビール替わりに
焼肉食べて、終いには豚キムチまででてきたのであった。確かにスタートダッシュとしては申し分ない酒席の月曜なり。



2013年2月3日日曜日

節分休日の過ごし方 ~ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ

大阪に居ると、休日と言えば大概本を読んで、泳ぎに行って、美術館に行くか、服を物色しに行くか、そして晩は家人とワインと言うことになるんだが。
ここ山梨の休日は何かと、長閑なだけに休日は色々とイベント目白押し。
今朝は、朝から寮の目の前の河原の須々木ヶ原野焼きが。


昨日、ランニングの途中でみた河原に入っていった狸家族は無事かしら。なんて心配していると、焼け跡の熱そうな炭の上を、熱い熱いの様相で走り抜けていく狐がいたり(真ん中の狐色の点)。動物園だね。


昼前から、ドイチャー隊員とグルメ隊員と3名で業務用具を探して100円均一を廻り。どうしても釣りがしたいらしい、グルメ隊員と錦鯉釣堀へ。二人で1時間雑魚三匹という、太公望を自負する二人にしては、何とも頼りない釣果である。運転手役を務めてくれたドイチャー隊員に鼻で笑われ帰寮。


晩は晩で、西の方角で何故かこの時期の花火大会。かなり低いところでどんどこ景気良い大型花火であることよ。

今宵は、MOC隊員がハヤシライスを作ってくれるということで、かなり久方ぶりの洋食である。
なので、酒は当然ワイン。LANERA MONTEPULCIANO D'ABRUZZOを。


「お茶がわり」の代表みたいな風味で、「これはがぶ飲み用やな」ということで全会一致。
酸っぱめの李と言った感じで、悪いニュアンスはない。

ハヤシライスが出てくる前に一本空いてしまって残念な感じがしなくもなかったが、
ここは気を取り直して、他の酒に移行するべし。イエガーマイスターをソーダで割って。3杯。

その後は、角ハイを5杯作り呑んで、長い休日の1日が終わったのであった