2012年3月10日土曜日

偉大なるモンラッシェに恋して

最近家人はすっかり、DielのGGを呑んでから白ワインに心酔しているようで、つい先日
「シュヴァリエ・モンラッシェを呑んでみたいから、倹約よ」と宣誓したのであった。
しかしながら、なんの肴の等級を下げるわけでもなくせっせとワインのあてを作ってくれております。
そんな家人から今宵の献立を聞く。カルパッチョ種種、鶏のクリーム煮、他ブラー ブラー ブラー
我が意を得たりで、良い機会なので頑張ってくれている家人にお土産を買って帰る。

それがこれ、Marc Morey Puligny-Montrachet 09。


世界でも最も偉大な辛口白ワインを産出するPuligny-Montrachet村の白を。シュヴァリエMを包含する村です。
モンラッシェの名が入るだけで天井知らずで値の上がる産地の中においては比較的リーズナブルな生産者のそれ。マルク・モレはどちらかと言うとこの村の南のシャサーニュM村の名手として名が知れてます。


デキャンタして折角なので、家人にブラインドでテイスティングしてもらいます。
ドイツのリースリングの04と。おい。どんだけDielの呪縛強いのよ。
とか偉そう言って、かく言う私もブラインドやとGG格付けのリースリングとピュリニーM…自信ないな。




そんな余興もそこそこに夜餐開始。
想像通りPMのミネラル、アモンド・グリエ、バター、パン・ド・グリエ色んな要素が今日の肴たちによく合いました。普段以上に饒舌にワインの話を交わし、満足したのでシャルトリューズ・ジョーヌをロックでデジェスティフに呑み上がりと。

2012年3月9日金曜日

食卓にVDT を

今日は昨日の贅沢が祟ったか、一日通して気だるさの抜けぬ沈鬱な日であった。
まあでも、仕事を終え帰宅する頃には少しは調子も復旧。
家人が野菜や鳥や、油分の少ない皿たちを作ってくれていたので、それを小皿一皿によそって、拙宅の料理酒兼のVDTと頂く。VDT と書いてvin de table、テーブルワインと。
拙宅では安いワインをボルドーのメルロー中心に適当にアッサンブラージュして、4littleのペットボトルに入れて作りおきしているのだが、これが結構美味しいのだ。先日の残ったバローロを継ぎ足したのが良かったのか。
チリやスペイン何でもござれで、特に拘りのレシピもない。たまに呑むと、初めてワインを呑んだときを思い出したりして中々趣ぶかい。これもまたワインと言うわけです。

2012年3月8日木曜日

LA VITE LUCENTE 08

昼過ぎから大阪城公園に散歩へ。丁度梅の季節です。

 大阪城公園からそのまま天満橋で食材買い出して帰宅。家人が張り切って色々作っている間、いつものオージー泡呑みつ。
 株のカルパッチョ。オリーブオイルとスティルトン(ブルーチーズ)の絶妙マッチングで泡とよく合いました。使用したオリーブオイルは知る人ぞ知るロッカ・ディ・モンテグロッシの最高級オイル。

 次に出てきた肴はナスと自家製タプナードのオーブン焼き。白とマリッジ。否、シェリーとマリアージュ。
 今日のベストの一皿でした。自家製タプナードは必携ですね。ポンパドールのバゲットとも丸二つでよく合いました。この後、昨晩スタディのブロッコリのアンチョビ和え。マル!
アンチョビの潮騒が効いているので、ラガヴーリンの水割りと。
 結局、キッチンで肴を作り続けてくれておった家人のワインが足りぬよの一言で、最後のウンゲホイヤー・グロセス・ゲヴェクスを空ける。何度呑んでも最高に近い味わい。やや、発泡してましたが。
 ここから先が肝心の今宵メインの私のワイン人生ベスト10に入るルチェンテとラザーニャ。4時間前にデキャンタージュしておいて、まだ十分とは言い難い開き具合、しかしなんて旨いワイン。これほどパフォーマンスの高いワインて中々無いと思い込んでいます。早呑みならLUCEより私は好き。渾然一体でおわしますな。元気溌剌の活発女子を連想させる、元気の良いワインです。やや汁ダク気味のラザーニャとも非常によい相性。でもしかし、酔っ払いでまたも大事な赤液写真なし。メインのラザーニャもなし。こら。
 大満足、その後エスプレッソ沸かし、フォンダンショコラと一緒に頂呑み上がり也。どんだけ呑むよ。

2012年3月7日水曜日

秘伝のレシピ

今日は暖かかった。というよりは汗ばむ陽気。
心斎橋へワインを買いに行ったのだが、キタ住民のさんちゃごにはミナミはいつ行ってもアウェイ感満載で何故か緊張するのである。服のトレンドが違うからかしらん。何だか微妙に居心地が悪いのである。仕事の時は全く感じないので不思議なもんだ。
まあしかし目当てのワインは購入できたし、見たかった藤丸さんのワインショップにも行けたのでそれなりに満足してキタに帰還。
今宵は家人とビベに行く約束をしていたので、待ち合わせまで多少時間あり、いつもの酒屋さんに参る。角ハイを2杯いただき、スマートに退店。
そのまま天満に赴きベビトーレ。家人待つ間、300円のこのナスのトマト煮をつまみつつカールスバーグを呑む。
美味しい。
その後家人合流。今日はベビトーレで秘伝のレシピを教えていただくのが目的。ワインを賄賂に進呈し、ブロッコリーのアンチョビ和えの美味しい作り方を教えていただいた。近日リトライ予定也。
その後、これまた美味しい自家製オイルサーディンを使ったパスタ。
滋味に溢れた優しい味わい、これも大変美味しい。
その後、横でかなり豪快な飲みっぷりを見せ付けてくださっていたお二人と意気投合し、ワイン1本空ける。その後、お一方が日本酒お好きと仰られるので、また振り戻していつもの酒屋さんにタクシーで馳せ参じる。
ここで兼八の湯割りを3杯ほど頂戴して、今宵は呑み上がり。
お二人がタクシーに乗り込むのを見届け本日は終いです。終電なくなる時間だったのね。

2012年3月6日火曜日

Fugue de Nenin 09

さて、昨晩呑みそびれたNeninのセカンド。ポムロールの名門シャトーのNenin。
※写真不良につき翌朝空瓶再撮影 謝

小さなACポムロールで一番大きな畑面積を所有するので、比較的ポムロールのシャトーの中では良心的な値段で買い求められる、呑み赤貧のさんちゃごには有難いワイン。
でもって、09のこれは…高い…。フューグドネナンは了年でも3000円台で買えるのが値打やのに…。ますますボルドーのグランヴァン呑む機会が減りそうだ。
取りあえず割合早く呑んでも美味しく飲めるので、良しとして(せざるを得ないやろ)、デキャンタージュ。
肴たちは、家人が昨日の私の意志を引き継いで作ってくれてました。豚バラの蜂蜜・バルサミコソース煮、ハマグリの酒蒸等々。

香は良好。メルロらしいたおやかなそれ。そこにカベルネ・フランのアッサンブラージュが効いてます。
味わいは、うーん薄い。開く、開かないの問題以前に薄い。久々にポムロール呑むので、期待が先行しすぎたかね…、もっと濃「ゆ」いものを待ち構えてたんですが。
まあ、肴が巧いことワインをフォローしてくれたので全体的には良い夜食でした。

この後、Fugue de Nenin引きずって、ウォッシュチーズのピエ・ダングロワを食す。これはワインには合わず。

2012年3月5日月曜日

松の司 生原酒

3月から日曜だけ夕方から営業します、との女将さんの宣伝あり、買い出し前に一杯立ち寄る。
開店お祝いに、よく見知った顔がカウンターに揃っておりました。相変わらず満席。女将さんの魅力のなせる技。
私はこの後家でワイン開けるんで…とか言いつ気付けば3合近く呑み、焼酎の湯割りなども呑んだものやから、結構酩酊の体たらくで店を後にしたのであった。
この後、コーヨーに買い出しに行って帰宅するもキッチンに立つだけの精神力なく、寝入ってしまう。
ポムロールの銘酒を呑みそびれはしたものの、中々満足の休日酒の日でした。


2012年3月4日日曜日

PIERRE DAMOY BOURGOGNE ROUGE 09

今宵はBRG赤。初めて聞くドメーヌで、興味半分で購入。並ブルにしては結構高価。と思って文献漁ってみると、割かし高名らしい。不勉強ですみません。
何せ、AC BRGという規格に納まらぬ。めちゃ渋。渋渋。こんな並ブルあるんかいなと。普通のACブルは余りデキャンタージュせんのですが、中途デキャンタに移し変える。
すごいパフォーマンスです。もともとボルドーが好きな私には非常に満足なBRG。ただ何せ超級ACブルだけに比較対象が思いつかず、コメントにも窮する。
奥深で、呑んでいると気づけば8合目過ぎ。明日にもつなげたいので、無理やり中断してラスティー・ネイルをビルドして呑み上がりと。