2012年1月13日金曜日

帰阪の一杯

今日は休肝日で終わらせてもよいかしら、等と考えてた今日でしたが。
結局いつもの酒屋さんに。人に囲まれていたから寂しくなるのでしょうか、きっと。
ちょびちょび呑みつ。この後鳥屋でなんやかんや頂き、このところ過食気味。





知己

夕刻より宴
小学生のころから20年以上の知己である、KAI氏を宅に招いての食事。彼とは年末に年賀状のデザインでやり取りがあって以来、直接会ったのは丁度1年ぶりかしら。
ビール数缶空け、まずzekt抜栓。本日は、久方外からの客人ということで少し女衆が気合入れて食事を作ってくれております。自家製のpizzaはこの写真以外にも赤穂酒造「桃の里」の半液状酒粕を乗せ焼いたものなど3種。美味しい。
http://www.akaiwa.co.jp/
昔ながらの友人とはいいもので、20年ごしの来宅でもすんなり我が家の食卓に馴染んでしまう。
家族も懐かしい思い出話に花を咲かせ。私の目論見は成功。
こののちドイツのロゼやら経由して、父が準備してくれていた桃の里7年熟成辛口古酒も抜栓して、
 
やや薄いねの一言で、昨晩の黒牛に移ります。あての数々を食べていき、最後に今夜のメインの参鶏湯もどき(?)。これに黒牛がよぉ合うもんで、こんこん呑んでいくうちに、皆々ふらふらしてきたので零時ころ散会。思い出深い年始になりました。合掌。

2012年1月12日木曜日

万酒の長

久方ぶり実家への帰省。
3日休みが取れたものだから、久しぶりに岡山にある実家へ帰省。
新幹線でS黒ラベルを1本。

宅に到着して即座に準備していただいていたビールがわらわらと出てくる辺り、流石酒飲み一家。
あてに出していただいたハヤ(カワムツ)の一夜干焼きは抜群に美味い。是非分けて欲しい旨伝えたところ、数少なくこれが最後だと云う。道の駅で運が良ければ手に入る一品らしく、入手できれば送ってもらえる様約束とりつける。
宴開始ですがとんでもないピッチで次から次へと食事がでてくるもんやから、
美味しい肴の色々の撮影が残念全部飛んでます。
ビール3本いただいて、日本酒のみたいなということで、
みよ!天満戎のお参りの前に家の横の酒屋さんで二升仕入れた、黒牛の純米生原酒雄町60%23BYを抜栓。(これが重かったんだ、トロリーに大量の酒入れて帰省てどうなんでしょ)
日本酒はほぼ呑まないと言う父にも半ば強制的に注いで。
「お、なかなか美味いな。呑める」と
こんこん呑んで、「でも、なんかこれえらくきついな」
「生酒で度数18度ありますからねぇ」
「焼酎か…」
皆赤い顔しながら、それでも呑んでしまう美味さ。ただ、個人的な感想を挟むと
黒牛らしい芳醇の中の酸がやや弱かったような。
使用米雄町故か。ラベルと上の首かけの雄町100%と60%の矛盾が微笑ましい、やはり少量生産の証。
次に控えている朱玉の銘酒たちを慮って、黒牛は途中で切り上げ
ビーフシチュー登場に併せて両親の還暦のお祝いということで、さんちゃごコレクション
PERROT-MINOT VOSNE-ROMANEE CHAMPS PERDRIX VIEILLS VIGNES 09。帰省と同時にデキャンタしておきました。これは母へ。まだまだ若いVTでかつ男性的な作品やが、明るい母をイメージしてペロミノのVR。皆一様に懐かしいイメージが湧いてくるとのコメントは流石美食家集団というべきか。そう、VV(古木)ですから。
優良年の優良生産者が作るこのワインはBRGとは思えぬ黒さ、しかしてフィネスの極みを体感させてくれる素晴らしきものでした。デキャンタージュ早目にやっておいてよかった。
3時間前のデキャンタでもこの堅牢。しかしペロミノ独特の甘さは良く感じられました。そして、やはり香。薔薇の大輪を思わせましたね。
素晴らしい一本でした。


呑了後これは父へ。10年近く前、これはええ酒やと呑まして頂き、それを機に
酒の深淵な世界に踏み込んでしまった、父と私と酒をつなぐそんな因縁深き酒。
未だにあの時呑んだこの酒を超えるものには出会っておらぬな。
Ballantine's 30YO・万酒の長(少なくとも私には)とも
良い酒は本当に悪く酔わぬもので、ほぼほぼ1本弱呑んでしまいました。4時前だ。強すぎる父と指しつ指されつもうすぐ朝と。最後の方にリチウム花火がなんやかんやと、言うてはりましたな。
見れたのかしら。

2012年1月11日水曜日

天満戎

残り福にいって参りました。天神さんの戎さんは大阪繁盛亭と共に戦後から絶えていたものを復活させたある意味「新しい」もの。私も商売人の端くれ戎講は毎年欠かせぬ年始の行事なり。
去年の笹をお返しして、今年一年の商売繁盛といつも通り世界平を祈ります。
いつもの酒屋さんの相席常連m先生は町内会長さんと言うことで、先生特権にて格安で立派な笹と熊手を頂きました。
御神籤は末吉、福引はラムネと。
御神籤は当たってる気がするので、慎ましく慎ましく…今宵も呑むんだが…





CASTELL SCHLOSSBERG SILVANER GG 2005

この素晴らしき芳香
 深夜帰宅。家人の用意してくれていた水炊きをいただく。酒庫に(この時間から)呑むべき酒が見当たらず、しゃあなし合わんことわかって菊之露5年クースをお湯割で。
 鍋の匂に誘われて家人も起きてきたので、やはりワイン呑みたいよね。と言うことで困ったときのプラチナbox解。このボトルの形状はその昔、ドイツ・フランケン地方のワインが牛の睾丸に詰められていたことに由来する。スライムの様でかわゆい。

して、抜栓と同時にすさまじき芳香。パイナップル様そして白薔薇の香が部屋中を満たします。水炊きの出汁の匂など何処吹く風ぞ。それにしても何たる芳醇でセクシーな香。そして蛍光と言っても過言でない輝くばかりの液色。まさしく「耀」とはこういうものを指すのだと思い知らされる色調。デキャンタージュします。香が示す圧倒的な存在感ゆえ、リーデルのボルドーグラスを使用。
 口に含むとその香同様、トロピカルフルーツの様々が口中ではじけ飛びます。
これほんまにドイツの白ワインか?というくらい。プラチナブロンドの超派手美人@メイヴェリンのマスカラCM、が頭に思い浮かびました(え?軽薄?)。コメントと矛盾はしますが、ただ最近ありがちな樽由来のお化粧では無いんですね。純粋な葡萄由来のアロマです。むしろ樽香は控えめ。と言うことは、化粧せずともメイヴェリンてこと?それってすごいですよね。silvanerの特性か。
自由奔放な美人の如く、味が刻々と変わります。色も黄金から碧また黄金とくるくると。
下世話なことだが、同レベルで彷彿とさせるバタール・モンラッシェなんか呑もうモンなら数万円は下らんことを考えると、ドイツワインやはり恐るべし費用対。
水炊の鶏とマリアージュしたこともあって、とてもとても幸せな1本でした。やはり素晴らしきgrand cruクラスのワインは呑んでも酔わないね。呑了後、また泡盛呑んでしまいました。また3時だ。

2012年1月10日火曜日

Cheppaiano violetta 07

非日常から帰ってデイリーな赤に。
その前に食前ティオペぺは一杯。
 
このくらいが気負わず呑めて良いと、家人。

深夜からとは思えぬ、パーティーぶり。久方ぶりのタコス。いつもの挽き肉使用でなく、ちょいと良い肉がポイントです。
ケバブの如き重量感がプレミアムを感じさせてくれ丸です。
黙々と食べ呑み、昨日からお預けのアヒージョを調理。

またも自画自賛ですが、3人前を平らげました。(お陰で翌日大変なニンニク臭ですが。) その内確実に健康診断で引っ掛かりそうな生活。
それでも明日も呑むぞ!






2012年1月9日月曜日

wittmann morstein riesling trocken grosses gewachs 05

 いよいよ真打登場。プラチナBOXも残りが少なくなってまいりました。
控えているのも必然大ボスクラスばかり。今日のwittmannも。
今宵は私の食事当番。休みでしたし、ちょっと気合入れて人参ドレッシングのサラダに、最近つとお気に入りのベビレシピ・ブロッコリーのアンチョビ和え、(本当はマッシュルームで作りたかった…)マスのアヒージョ(これは9月の釣行ニジマスの大量解体冷凍分)と
 本当はもっと美味しく出来るはずやった、正当派のカルボナーラ(なんせ本物のイタリアのパンチェッタ使いましたよ)withタリアテッレ・ヴェルデ(翡翠麺)。て、これなんや、魔女鍋かい。
 あと、この後にメインで鯛のポワレを予定してましたが、鱈腹満腹で家人からオーダーストップかかりパスタで食べ上がり。どや、家人より料理のセンスはあるつもり。とか調子に乗ると叱られるのよね。
 家人の買ってきてくれた、オリーブを半挟みに。マンチェニーラ種。一番好きなオリーブ品種です。
青林檎の如き香と味わい。
 で、本日梅田散策普段あまり使用しない、enotecaさんで美人のお姉さんに接客されて
引くに引かれず買う気もなかったbrg赤hautes cotes de nuisを1本。下の方に書いている通りjayerの甥っ子とのこと。
これは…プラムジュースやな。
美人には要注意ということを教訓に。恋するならワインの中に見える女性だけにしておけということです。
2本呑了。いや、白は美味かった。まだまだ家人も私もこのレベルのワインを評する、言葉を持ち合わせていないことを思い知らされました。目指せ「神の雫」。
明日も呑むぞ。

2012年1月8日日曜日

schlossgut diel pinot noir 02

今宵はドイツでもtop estateとして名高いdiel醸造所のピノ。
シュペートブルグンダーを名乗らない辺りが、こだわり?upper cuveはシュペートブルグンダーと表記してますからねぇ。

夕刻門戸厄神の方で開店のレセプションパーティーに呼ばれていたので、仕事の合間
顔出し差し入れを。お洒落で素敵な感じのお店構えになっておりました。商売軌道に乗りますようお祈りしております。
個人的にはどんどんワイン呑んで、イタリアン出身のシェフが腕振るう美味しそうな肴たちを鱈腹いただいて帰りたかったのですが、時間が許さず 20分ほどシェフとお話しながら南アフリカのスパークリングを1杯いただいて辞去して参りました。 呑んどるがな。
 ドイツピノはオレンジピールの香が印象的と伝えたところ、家人が豚のオレンジ煮を作ってくれてましたので(稚拙カメラワークで家人の名誉を傷つけてもあれなのでノーカット)、それやこれ(近所のパン屋さんのこのパンはドライフルーツ奮段に入れてあり丸二つ)をあてにピノ頂きます。

 ピノとは思えぬ堅さ。タニックです。
しかし、味も香も例の如く終盤開いてきて、あてとも良いマリアージュを奏でてくれ満足の1本でした。
寝酒に久方シュルトリューズ・ジョーヌを。翌日への胃薬となるか?