2013年2月16日土曜日

七本槍 純米 14号酵母

法要で家人とお寺に参り、その後日本酒と酒の肴を購入して帰宅する。家人が燗酒が呑みたいということで、毎度のお酒屋さんにて標題、七本槍の純米酒を。


鍋を始めるまでのつなぎに、阪神の地下の魚屋で買ってきた鮨をつまみながら。まったりしており、燗上がりもしそうな重心低めの芳醇な純米。ちょいと吟醸香もたっていて、私は好きなタイプ。
家人は甘いと云ふていたが、燗につけると美味しくなったとも。


今日のKOHYOはメバルが売りのようで、御造りは我々もそれにならった。この滋賀の銘酒の芳醇さには、やや肉質の淡泊さが際立つが、粗塩でシンプルに食すと、慈愛に満ちた甘味が感じられるようになり、七本槍ともよく合うのであった。

鮨・魚を食した後は、杯を傾けつ、海鮮の鍋をつつきつ、本日のサマリー話つ、夜が更けた。

2013年2月15日金曜日

Torrederos crianza DO Ribera del Duero

やっと大阪帰ってきたぜよ。先のとんがったドレス・ブーツなぞを履いて1週間立ちんぼで過ごしたものだから、足が痛い。。。ようやくブーツの呪縛から逃れ、疲れを癒してくれそうな、味の濃い甘いワインが飲みたくて、セラーを物色するとこんな「チョコレート」ワインが出てきたので、抜栓デキャンタージュ。

想定の範囲で、真っ黒と形容しても良いくらい濃い色調のリベラ・デル・ドゥエロ。
こういうものも吞むのです。特に疲れているときには。


家人が私の帰宅に併せて作ってくれていた、冬野菜のホワイトソースとチーズ和えのオブン焼き。

毎度のロースト・ビーフ(少々失敗との家人談)。


ワインは、色調の通り、なんともビターチョコのニュアンスが強い。樽のモカ香が強いのもこのチョコレートアロマを更にブーストしているのかもしれない。デキャンタだけでは不十分なので、リーデルのシラー用デカグラスを行ったり来たり6回ほど。更に甘味が乗って。まぁ、なんせ皿の品々・ソースにはよくマリアージュして、疲れをいやしてくれたのであった。合掌。

2013年2月14日木曜日

Gala Party @ 麻布

展示会の中日、ワインの生産者たちも一堂に会す麻布でのガラ・パーティー。私はこのガラ・パーティーの響きが余り好きでない。祝賀会とでも訳すのか。galaを発音すると、確かにギャェアラという発音もするが、通常ゲエィリァであろう。しかも、gala dayで祭日とあるようにgalaだけで、お祭りニュアンスである。

なんてしょうもないことを、フランス人と話しながら、ドイツのリースリングに始まり、イタリアのフリウリ、シャンパーニュと雑多にワインばかりを呑み漁り、夜が更ける。

余りの疲労MAXに、早々にこのgala partyを抜け出し宿に帰り寝たのであった。

と言いながら、寝る前にやはり角ハイ缶は呑んだけど。

2013年2月13日水曜日

モメサン尽くし LA FORGE DE TART @ 銀座

呑み仲間であり、仕事のパートナーであるK氏の昇進祝いで、K氏の社に併設されている元ミシュラン1 starのLE 6EME SENS D'OENONで会食。地下のセラー部屋の予約が先約ありで取れなかったとのこと、1階の奥部屋で食事となった。

最初から、最後まで一貫MOMMESIN尽くし。泡のMAILLY GRAND CRUを除き、モメサンの
ムルソー08、ジュブレ・シャンベルタン09と。味は前までオオクラのシェフ・ド・キュイジーヌが腕ふるう優しいフレンチ。最後の肉だけ写真。


ほんで、モメサンと言えばやはりモノポールの、クロ・ド・タールの話になるのがワイン好きの常。皆、クロ・ド・タールの蔵でクロ・ド・タール呑んだ話など、嫌味でなく純粋にワインのプロがなおかつワインを好きで好きで仕方ないと言った風の、大変面白い話に華を咲かせ。
皆気前良いものだから、K氏より、「大阪の大酒呑みにはクロ・ド・タールは勿体ないよな」なんてことを言われながら、ある意味更にレアなLA FORGE DE TART 07を供していただく。

クロ・ド・タールのセカンドワイン(語弊を恐れず)、で樹齢25年以下のVV落ちの葡萄を使って醸す1ERクリュである。
クロ・ド・タール(数える程しか呑んだことないけどね)よりフレッシュネスがあふれていて明るい印象だが、血を連想させる果実味とタンニン、そして特有のムスクの多重奏は親方様のそれを感じさせて素晴らしい。

大変満足のフォルジュ・ド・タールに併せるのは、こんな名門フレンチですらやはり、フロマージュなのね。
 最後のハーヴ・ティーとショコラ。

いやぁ、美味かった。K氏ご昇進おめでとうございます。そして、何故か祝いに行った筈の我々を御もてなし頂いてありがとうございました。

この後、予約被って食事しそびれた。地下のカーブ兼VIPルームでワインセラー見学。



2013年2月12日火曜日

Nerio Riserva SCHOLA SARMENTI@西葛西

なんつう辺鄙なところに宿とっちまったんだろう。と言ってはいけない。
一仕事BIGサイトで終えて帰ってきて、同宿の仲間とつれ立ち高架下の居酒屋へ。



余り期待していなかったのだが、それなりに美味い肴の諸々食し。ここでもSUさんの息吹が。
白州ハイボールと山崎ハイボールがオススメらしい。昨日白州ハイボール呑みすぎて、白樺臭が鼻腔に残っている気がしたので、私は山崎を。やはりこちらの方が、甘くて私には美味しく感じる。

その後、2名脱落したので残りの2名でこれまた高架下にあった、ワインバーに入る。
モエ・エ・シャンドンNVが6800円とやすかったので、これ行こかと話していたのだが、見知った酒も面白くないよということで、スコラ・サルメンティのネリオ・リゼルバを。


ネグロ・アマロ炸裂溌剌ワイン。真夜中に吞むには幾分重すぎる感がなくもなかったが、悪くはないので水を片手に、アヒージョつまみながらカツカツと1本空けたのであった。

昨日以上に明日が心配な酒の夜であった。まあ、実のところは何をか云わんやで、呑み足りんので、角ハイの缶を一缶宿に帰って呑んだのは私なんだが。

2013年2月11日月曜日

カリラの晩@渋谷

本日から、一週間東京。明日からでよいところを、さんちゃごさんしか分からないこと多いのでと前乗り東京。それを口実にしっかり働かされた態だ。晩は前々からタイミングが合わず調整できずにいた、先輩とのモルト会@渋谷。

その前に、先輩の行きつけの立ち飲みワインバー?大阪には余りないタイプの店だが、結構流行っておりフードの諸々も面白いラインナップで、味もいける感。店名失念。先輩が教えてくれれば、後日上書きしておくとしよう。

ポテトサラダ

ハチノスのスープ
 生肉の盛り合わせ
 スクィッド・アヒージョ

オンリストのワインは特段目新しいものなく、またこの後モルトを呑みに行くわけであるので、ワイン辞去して白州NVのハイボールを5杯ほど。本日東京は寒波の影響で大変な寒さで、ハイボールで更に身が引き締まる思いだ(使い方が間違っているが)。

で、適当に小腹がふくれたところで、店を後にして先輩行きつけのBAR Caolilaへ。カリラしか置いてないかと思わせて、他のモルトも置いている。マニアックまではいかないものの、良いバランスで感度の高い顧客にも対応できる、そんな品揃えのオーセンティック・バー。


寒いので、最初は「ホット・カクテルを、お願いします」


いいねぇ、アイリッシュ・コーヒー。アイリッシュ・コーヒー・メーカーを使用して。最近このメーカーを使用するところはとんと見かけなくなったが、こう言う「風情」がバーには重要。
そして、このアイリッシュ・コーヒーが雰囲気も手伝って、大変な美味しさ。やりますねぇ、てなもんで、次の一杯はホワイト・レディを一杯。

これも丸。カリラに来て、モルトなしも無粋ということで、カリラを使ってラスティ・ネイルをいただく。アマレット少な目のよいバランス。

カクテルがなんせ美味しいので、最後はめったに呑まないアレキサンダーをORDERしてフィニッシュ。

甘美なバー一夜物語で、ちょいと呑みすぎね。明日が心配じゃ。

2013年2月10日日曜日

酒@天満 ~ 梅田

本日は家人とお出かけ。昼は天一の更科で、蕎麦及びカツ丼を食す気満々で、意気揚々と出かけたが、店しまってるじゃん。そうか、今日は日曜日。
気を取り直して天六のスエヒロで洋食としましょうかと、天六まで歩くと店の前に長蛇の列。何故に。
並ぶのが滅法きらいな私と家人、更に気を取り直してライオン飯店に赴く。
開いていた。良かったね。


瓶ビールはSUのPMのみだったので、それをORDERし回鍋肉の定食と共に。中国家族の兄妹と思しき子らが、テキパキと一所懸命に店手伝いをしていて大変微笑ましい。こういう気持ちの良い店というのは、最近中々ないよなぁなどと、家人と話しながら、ただそれ以上に微笑ましい、素晴らしき四川料理に舌鼓をうちながら、平らげた後には満腹で暫し動けず。

ライオン飯店を後にして、梅田で買い物。電気製品やら、服やらを購入し、一日歩き倒して気づけば晩酌の時間。荷物が多すぎて、余り遠くまで歩くのはつらいということで、新梅田食堂で食事することとした。

日曜なので、この新梅田食堂も結構シャッターが閉まりがちなのだが、日曜もやっていて中々好感度の高い、過去数度(日曜同じような事情で)仕事の席で使用している「三起」に。




こんな感じで、諸々食して、呑んだのはKIラガー中瓶1本、熱燗4合、以上。ここでも、東南アジア出身と思しき若い青年が、大変熱心に大将、兄弟子の教えを受けながら懸命に仕事されていた。日曜故か、食材は超が付く鮮度を誇ってはいなかったものの、客あしらいの上手な板前さんの気配りの利いた接客と、雰囲気の良い板場内に、すっかり二人良い気分で店を後にしたのであった。

晩酌を控えめにしたものだから、この後2階のサンボア(実は日曜は定休日…)に行くつもりであったが、家人お疲れの様子で「直帰」する。

全く、酒が足りぬので久しぶりのハウス・スコッチ、バランタイン17YOをオン・ザ・ロックで3杯ほどいただき、本日呑み上がり。中々、充実した日曜なのであった。明日からまた、出張じゃ。