2013年3月30日土曜日

Brunello Di Montalcino 2007 Ciacci Piccolomini d'Aragona

PASTA食しに、タベルナ・デッレ・トレ・ルマーケへ。前回振られたからね。食に対する執念は強し。

家人共々、トスカーナのPEACHをベースに、私は、春らしい菜の花と毛蟹のソースで頂く。
ここのは昔から結構味が濃いのだが、今宵は更に輪をかけた感じ。喉が渇く。
ホールの方は新人さん故か、オーダーからサーブまで時間かかりそうだった為、まずはビール。

ビールの後は、ファランギーナをカラフェ1個と、クレマン・ド・ロワールを1杯、で余りしょうもない赤を吞むのも癪だったので、久しぶりのブルネロを。

チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ07。


ブルネロ特有と言うべきか、1口目は華やかにしてさわやかな印象だったが、一瞬にして固くクローズしていき、うんともすんとも。残りはデキャンタしていただき、ゆっくり吞むことに。


肝心のパスタ写真は忘れていたが、最後に出てきた肉料理。トロトロで美味いが塩辛い。そして、頑なに押し黙ってしまったブルネロも滅茶苦茶辛い。喉がひりひりするくらい。

下品なワイン愛好家ばりに、ひたすらスワリングして液を温めながら呑み進めていくと、ちょいとずつOPENしていき、最後の方にはブルネロらしい?甘味と妖艶な香を振りまきながら熱いワインに変貌。それなりに満足のワインではあったが。価格考えると何ともねぇ。

次回はやはり、いつもの店に戻りましょうねと家人と約束して店を後にしたのであった。

2013年3月29日金曜日

帰阪 LUGNY MACON LA CARTE MONOPOLE 09

羽田、伊丹で帰阪。ようやく宅に帰着。

疲れたけれど、ワイン呑みたいな。ということで、宅のセラーの下段に積んであるハウス白のマコン・ラカルト09を。


うーん、少々折れて下降してきてるかしら??もっと熟成していくかなと思っていたんだけれど、もしかして読み違いかな。ボトル・シックかもしれないが。

やたらとブロッコリー尽くしだが、食物繊維足りてないでしょう?と家人が気を利かしてくれたとのこと。ちょい老ねを感じるマコンとは、フレッシュ感が対照的で面白かった。ただ、手前の牡蠣の燻製とは合わなかったね。T嶋さんの鶏とは相性丸。

2013年3月28日木曜日

お多福@山梨

まだまだ自宅に帰れまへん。

今宵は、甲府まで鮨つまみに行こかと、グルメ隊員と話していたが、やはりシンドイ、面倒くさい、
昨日と一緒で良いや、という訳でお多福2日目。
「昨日はどうもどうも」と、なんだか恥ずかしいような心持で、暖簾をくぐる。

半ば、二人で世界一周の打ち上げと言った感じで、「何とか生き延びたなぁ」と溜め息4つ位。

白角ハイを4杯も吞むと強烈に眠気が襲ってきて、宴了となった。

2013年3月27日水曜日

世界一周 ~ 締めくくりは山梨pref

ロスを出発12時間のフライトを経て日本に帰国。したんだが、大阪に帰らず山梨に直行。
世界中の葡萄酒銘醸地を繋ぐ今回の旅の締めくくりとしては、大阪より適しているというべきか。
うーむフラフラだ。まっすぐ歩けないじゃないか。

石和のお多福で居酒屋ミーティング。久しぶりのちゃんとした和風。突出しの蛍烏賊の酢味噌和えをA-SDと共に食べれば、有難い気持ちでいっぱいに。この後、白角ハイとゲストに併せて富乃宝山オン・ザ・ロックス2杯。

〆にはちゃんと、お茶漬けも食して。この後話は尽きず、ホテルに帰った後も1時前までホテルのロビーでビール片手に延々討議が続いたのであった。

2013年3月26日火曜日

世界一周 ~ OPUS ONEと言う在り方


まぁ、なんとなく察しがついている方もいるらしいですが、今日はNAPAに来た理由のOPUS ONEを表敬訪問。こんな、備忘ログを毎日読んでいてくれる方がいらっしゃると言うのが、何とも面映ゆい感じですが、今日は期待に応えられるかもしれませんな。


ゲートから見たワイナリーまでの形状がワイングラスを見立てていて、上の金属に見える灰色部分もレッド・ツリー。石と木に拘ったつくりと。
Invitationルームに通され、社長のDAVIDを待つ間OVERTUREでおもてなし。うーん、美味い。


かなりの密植。適度なストレスはワインにも人間にも必要。

ワインに薀蓄の一つも持っている人間なら、誰でも知っているヴィティス・ヴィニフェラの接木だが、こうやって実物を見た人間は少ないかも。


コルクの全量検品で、ブショネリスクを徹底排除。OPUS ONE抜栓して、ブショネはつらいものね。

整然と美しき、1年目CAVE。


で、caveを見ながらOPUS ONEの試飲。やはり、先ほどのOVERTUREとは明らかに違う構造のワインだ。まず09から、最近で行くと05に次ぐ両年。


濃密で粒の整った美しい液質。スワリングすると、グラスが深い柘榴石色に染まるくらいの色調にもかかわらず、粘性はそれほど高くない。香は非常に複雑。CEO前にして、語るのが憚られると告げると、一番うれしい反応だと。私の代わりにテイスティング・コメントをくれるようにお願いすると、黒系果実、ヒント、丁子、モカ、溶け込んだ樽香、永続しそうな余韻、口蓋でワインのフレーヴァーが球体を作ってそこに様々な要素が集まっていくイメージ、甘味・酸味・タンニンのベクトルが拮抗して素晴らしいバランス、ブラー・ブラー・ブラーと。

万国共通だが、何故かCEOがコメントするとやたら説得力が強いのは当たり前か。
あと、このフェミニンな09とは対照的にマスキュリンな06を。

06に関しては、厳しかったこともあり、どこか09よりも人間味のある、ワイン。ただ、タンニンが強調され、少々とっつきにくい印象も。比較試飲すると、違う性格のワインであることがよくわかる。
1時間近く、テイスティングしながら昨今の日本におけるOPUS ONE市場の話等して、その後、CEOと共に近所の行きつけレストランへ。


04・08で迷った末、04を。先ほど呑んだ09をコンパクトにした感じだ。それでもやはり、目立つのが粒ぞろいの液質。もともとデキャンタを必要としない設計のワインだけに、開けたてから美味い。

昼から少数でOPUS ONEを一本開けて、ご機嫌でワイナリーに戻る。私がOVERTURE(OPUS ONEでしか基本は買えないことになっている。巷で出回っているのは転売ワインだ)を買いたいのでと、申し出ると、いや差し上げますよと、気前よくCEOサインまでしてくださって、お土産としていただく。私以外の2名も、過去数度来てるけど、購入した人間は居ても、もらった人間はさんちゃご君が初めてだねとのこと、何を気に入られたのやら。

まぁ、そういう訳でOPUS ONEでVIPおもてなしを賜り、NAPAを後にしたのであった。

2013年3月25日月曜日

世界一周 ~ 新世界アメリカより、ジンファンデル

サンティアゴから、マイアミ経由して、西海岸のサンフランシスコへ。出生国に降り立った時には、足掛け20時間近いフライトで既にフラフラ。

そのままベンツを駆って、ナパへ。

ワイン鉄道のレールを29号線沿いに眺めながら、
近隣の商業施設を諸々視察した後は、ホテルで紹介してもらった、近場のイタリア料理屋へ。

大して期待をしていたわけでは無かったのだが、ここの料理が中々繊細で味付けも上手く、美味しい。
さんちゃご君余りタニックでないものをオーダーしてくれたまえと頼まれたので、地場の酒を吞むのが習わしにつき、ジンファンデルをボトル1本。どのみち明日はナパのワインを吞むわけだから、ちょいと外れてソノマ。


マーフィー・グッドのライアーズ・ダイス2009。やや甘味勝ちだが、タンニンが巧いこと液に溶け込んでいて、悪い感じはしない。最後に出てきたラムチョップが、ジューシーで美味しく、このジンファンデルともよくマリッジしたのであった。

ホテルに帰ってバーで、ナパの地ビール、ナパ・スミスのアンバー・エールをドラフトで2杯吞んで就寝。濃い。