2013年1月12日土曜日

田村合名会社 山川25度

今月は週末も休みなしだ。朝から仕事して、適当なところで切り上げ、晩は酒盛り。外仕事の時間が多く少々体が冷たくなっていたので、一杯目はホット・ウィスキーを呑もうとしていたんだが、、、

「お湯割りは焼酎!」とドイチャー隊員に押し切られて、なぜか芋焼酎のお湯割り。田村の醸す、地元限定焼酎、山川。日本酒の様なラベル。


可もなく不可もなく。体は温まったので、

ドイチャー隊員のワインのテイスティング勉強用に、ドックのバラエタル・ワイン。まずはこれから、とカベルネ・ソーヴィニヨン。まあ、当然といえば当然だが、ペランと薄っぺらいが値段考えればこれはこれで、立派なデイリーワインなのである。宅では絶対お金払ってまで呑みはしないが。

質はともかくとして、カベルネ・ソーヴィニヨンというのは抜栓した瞬間わかる、試験対策用には良いワイン。


何やこれ。先日塩辛過ぎたチーズフォンデュを、捨てられない人・寮長が冷蔵庫に入れていたので、それを牛乳で伸ばして、バゲットを放り込んでパン・グラタンにしたというわけ。
これは、中々塩味良い加減でワインのあてとしては、秀逸。自画自賛。


その後、カメラ好きのドイチャー隊員に、フォーカスとシャッターの相関性をご教示いただき撮った写真がこれ。先のCS呑み終わった後の、ポルトガルのDOURO。暗いけど中々良いじゃん。
このDOUROは毎度のこと、樽のバニラとカシスのアロマが良い塩梅。複雑さには欠けるが、バランスと言う意味では満足。


寮長が作ってくれた、パスタ。これも中々。


〆は、前回も呑んだレアもの、EXPO90のSUNTORY OLDを。美味しいので3杯、オン・ザ・ロックスで。

2013年1月11日金曜日

RIONDO Prosecco Vino Frizzante

今日は、朝から為替だ為替だと騒々しい一日。夕刻には頭から湯気が上っていたのであった。

ドイチャー隊員が風邪に罹患してしまったので、外に買物に行くのはあきらめて、
寮に残っている冷蔵庫ストックで、諸々作り酒の肴とする。
私は、株の葉・アスパラ・燻製ベーコンを炒めて、なんやら高級そうな卵があったので、それで卵とじにする。
あとは、寮長が即席の鶏肉を炒めたものなど作ってくれて、中々立派な食卓となった。

放映されていた、「コクリコ坂から」をオジサン3人で眺めながら、
合いそうなワインがなかったので、これを引っ張り出す。
リオンドのプロセッコ・ヴィノ・フリザンテ。微発泡の安旨筆頭格。


青りんごや、フローラル、そんでもって、何よりこの泡の加減が良いところ。自己主張が強すぎず、それでいて弱すぎず、雑多な肴たちともよく親和し良い時間を提供してくれた。

最近のジブリ作品は急展開急展開でテンポが早いのな。時代の流れと言う事でしょうか。

2013年1月10日木曜日

CHATEAU DU TRIGNON COTES - DU RHONE 2009

午後は終日会議で気が付けば、日が暮れていた。朝から、南米から届いたブツを検品したりして中々忙しかったんだよ。
仕事がそれなりに皆円滑に完了したので、宴。とはならず、冷蔵庫に饂飩が過剰在庫になっているとの寮長からの報告あり、多少の買足しを行ったのみで、本日はストック消化に努めることとなった。

毎度のイエガーマイスター・ソーダから。


で、その大量に滞留していた饂飩を、神田川チーフコックが焼饂飩に。私が撮影すると、いたって普通の焼饂飩に成り下がってしまうが、毎度のこと、このチーフコックの作る料理は、金がとれるくらい美味い。

焼饂飩の甘辛いにきっと合いますから、と出張酒庫から、これを。
キヨのACコート・デュ・ローヌ2009。2009故、存外早く呑んでも行けるような行けないような、微妙な立ち位置につき、食事が始まる1時間ほど前に抜栓だけしておいた。

んー、いつもながらに美味いね。毎度だが、この価格帯の安いローヌにありがちな、濡れたダンボールの様な臭いもなく、赤系果実の諸々にボチボチ黒系果実のも混じりつつ、少々のスパイスなんかも感じ取れ、若さゆえ黒糖の香は見えないが、タンニンも豊富で、数年の熟成になら十分耐えそう。

焼饂飩の甘辛にもよくあった。


饂飩の後は、スーパーで買っておいたブルーチーズ。とは言ってもダナブルーだが。。。まあ、しかし、この手のブルーでも、久しぶりに食べると大変美味しく感じるのである。


2013年1月9日水曜日

PRESIDIAL THUNEVIN AC BORDEAUX 2010

今日はさんちゃご酒場を繁盛させるために、洋食を作れという拝命仕り、私がキッチンを取り仕切ることとなった。

ということで、安直だがフォンデュを。否、リクエストがあったから。かと言って、いつものスーパーにはフォンデュ作れるような種々のチーズは置いていなかったので、結局普通のシュレッドチーズと白ワインがベースとなってしまった。

味付けにコンソメスープやら、鶏ガラスープやら足したのが良くなかったんだな、、、入れすぎて
かなり塩辛いフォンデュ鍋となった。出だしは良かったんだけどね。


キッチン取り仕切りに忙しく、気づけば ワインがほとんど呑むことなく空いてしまっていた。
残念。やはり、キッチンは何かと理由つけて、うまくチーフコックにお願いすべし。

2013年1月8日火曜日

La Jouchere CHABLIS AC 2011

今宵から、さんちゃご酒場@山梨を開業。ワイン代を徴収することとなった。
気のいい先輩方の強い勧めで、ダンボールの小箱にレシートを貼り付けて、呑んだワインに払っても良い金額を放り込んでいただく、と言うスタイルで。
そもそも、自分の楽しみ用に持ち込んだだけなので、呑んで楽しんでもらえばこれ幸い、程度にしか考えていなかったので、なんとも棚ぼた的でありがたし。


本日のワイン1本目。安物シャブリ。シャブリ云々ではなく、水替わりの一本。辛口のエキス分乏しき日本酒呑んでいるようで、今宵合流された、神田川チーフコックの柚子の利いた「饂飩鋤」には、
この主張のなさがよくあった。


鍋も良かったんだが、それ以上に「マリアージュ」と言う意味ではこちらの方が斬新。
ドイチャー隊員によれば、シャブリにはこんなのが合うんだよ、と。


サッポロポテト。カルビーの名品だが、、、まず、宅では出てこないスナック菓子だ。
で、この「マリアージュ?」なスナックが、確かによくシャバシャバ・シャブリによく合った。足りないミネラルを、このサッポロポテトの塩味が補ってくれている感じなのか、はたまた微弱なミネラルと、塩が同調したのか。

うーん、流石ドイツ仕込み。ワインにかけても一流?だ。勉強になります。

この後、イタリアのシチリアIGTネロ・ダーヴォラを抜栓して、適当に寝酒として、本日は私が最初に一座から脱落となった。酒場のマスターへの道は未だ未だ遠そうである。

2013年1月7日月曜日

FRANCOIS MONTANG BLANC DE BLANCS

実をいうと、今回の山梨越冬に私は酒を1ダースと1本持ち込んだ。当然ワイン12本に山梨で定番の1本はリキュール(厳密には、昨日の頂きものベルモット入れて、14本か)。
若輩末席の私がグランヴァンを持ち込んでいたら、なまじっかワインの銘柄がわかる諸先輩方が多いだけに顰蹙買いそうなので、控えめにデイリーワインと知名度低し、ミドル級グランヴァンを混ぜて。

本日は、一人越冬隊が戦線を離脱されたので、3名で酒盛りとなった。


そんな今宵のワインは特段、離脱隊員が帰阪したことがめでたいわけでもなんでもなく、むしろ静寂払い的立ち位置の泡もの。
単純に、今日は晩飯をグラグラ作る時間的余裕がなかったので、寿司を購入したので、それに併せる適当な葡萄酒がマイ臨時酒庫=ワイン箱にはこれくらいしか無かったというわけ。

いつも、ビールの替りくらいにしか考えていなかったジュラのヴァン・ムス、フランソワ・モンタン。対比用効果で考えると1本せいぜい1500円程度なので、なに中々な旨い泡だ。

久方ぶりの、外呑み泡は良く酔いが回り、この前に吞んでいた角ハイ2杯とベルギービール1本と。
併せてみると、結構な酩酊で早々に寝床に着くのであった。なんせ、ここ山梨では毎日5時置きなもので。

まあ、ダイニング名残惜しさに昨晩堪能した、銘酒カルパノを1杯チェイスしたのは言うまでもないのだが。虫歯になるな。

2013年1月6日日曜日

CARPANO ANTICA FORMULA

本日は日曜だが、仕事の山梨案件関係者3名と車乗合で前乗りとした。
5時間ほどの車旅程は、普段鉄道を使用する私には、非常に斬新。途中、数度のSA休憩なんかも中々よい。

単身赴任寮にて、酒盛り開始。山梨新年会。

長野隊員より、地酒 小野酒造の夜明け前 純米酒 憑の華を。4人で呑んでものの小一時間で1升があいた。するすると呑める、導入さらり・後口芳醇という結構好きなタイプの純米酒だった。


山梨お決まりの、鍋。今日は簡単やしチャンコにしましょうということで。


で、本日のワインは中々のレアもの。越冬隊員の見送りで、いつものワイン屋さんよりいただいた差し入れの一本。カルパノのアンティカ・フォーミュラ。スィート・ヴェルモット。
ベルモットと言えば、家でマティーニ作るときに使う、ノイリープラット系のフレンチ・ベルモットが専らで。スィートはせいぜいチンザノやマルティーニのものを呑んだことがある程度。


この酒精強化ワイン素晴らし。私以外の隊員は一様に、薬草酒はなぁと、いまいちな反応であったが、アニスやニガヨモギ万歳な薬草酒好きの私には最高の一本であった。チンザノなどと比べると、大変長大な余韻と奥行き、薬草の刺激が相まって混然一体。立派な缶のパッケージやし、さぞや高級品と思いきや、普通のワインと大して変わらぬお値段。これは、買であるなぁ。