2012年4月7日土曜日

Billard Gonnet Pommard 1er cru 08

金曜日、新歓・花見に帰宅の時間は何処の街も酔客で溢れていた。

今夜は家人の伝えてくるメニューに従ってブルゴーニュ。ビヤール・ゴネ・ポマールのプルミエ08。

デキャンタージュしている時に昇ってくる香りは、確かに一級の佇まいはあり。ただ何処と無く覇気の足りない色調と輝度。
テイスティングすると、既に十分呑める。こりゃぁ、へたりも早そうだと言うわけでは無いけれど、並々glassに注いで呑む。

半分に差し掛かる頃には、既に酸がきつくなって香りも幾分飛び気味。ただそれなりのコート・ド・ニュイの村名格より安くて美味しい事考えれば、cpは高いのかも知れぬ。

酸味意識の皿たちに助けられながら、一本美味しく呑了なり。

その後、XYZを作り呑み、すっきりさっぱりと就寝。




2012年4月6日金曜日

天満でフラッシネッロ

最近宅呑みが多かったから。と言うわけではないけれども、天満へ外呑みに繰り出す。ベビでレシピを盗んでくることが目的だ。

ベビに参る前に、久しぶりの奥田さん。SD 大瓶2本に串あげ数本で既に満腹の体。ここは携帯と煙草と二度漬け禁止の店なので、退店後の看板写真を。

その後ベビトーレに直行。今宵赤ワインは、さんちゃごcollectionを持ち込みさせてもらうので、白は店からイタリア・トスカーナのマルバジーアを。



水の如し。ピクルスやら、例のブロッコリーやら頂く。特に蛍烏賊と筍のジョノベーゼソース和えは、大変良かった。



赤に併せて肉たちも。ここでこう言う肉類食べたの初めてかも。頗る上手くて驚いた。やはりマスターのセンスのなせる技。(トリップの煮込みは定番ね)




赤はフラッシネッロの3rdラベルの05。想定通り甘く熟しており、大変美味しい。
赤がなくなった辺りから、横に座って居られたお二人との酒宴になったようだが、記憶定かにあらず。
何故かロゼが…春っぽいものを、とかorderしたのかしら。


2012年4月5日木曜日

Reserve Calandray 2010

暴風後の翌朝、桜は吹き飛ばされること無く桜色。花見酒もいよいよ。などと横目でみつつ駅へ急いだのであった。



今夜もかなりの深夜帰宅。かなりの深夜食。25時過ぎなので流石に食べず呑まずに寝てもよかったのだが、こういう日こそ少しでも呑んで、食べてすることが明日への活力である。
それ以前に私は長らく、昼と夜の1日二食が生活リズムになっている。なので、夜食を抜いて昼一食では翌日エネルギー不足でガス欠になってしまうのである。

いつまで、身長-体重係数120以上を維持できるものか。

まぁ、そんなことは露ほども頭になく、やはり角ハイ作り呑みし後は元気が出てきてそれなりに食す。
冷蔵庫に冷えておった、昨晩呑んだリースリングの半甘口やら、標題カランドレイなども開ける。
流石に呑み切りなどはせず、各2杯程に止める。

リースリングは昨晩の辛口のそれとは異なり、甘味・辛味がちぐはぐに口の中で分解していまいち。カランドレイもやや甘みが強すぎて…。呑む状況、呑む時間も大切な要素。否、それこそワインを美味しく呑む大切な要素であろう。

2012年4月4日水曜日

La capitelle du domaine de baron arques 08

暴風の一日であった。強烈な風雨を窓越しに眺めていると、色んなものが洗い流されていく、ある種の心地よさを感じたものだが、外に居た人間に言わせると、恐怖を覚える程の風雨だった様だ。

今宵は、久々焼鳥が食べたいとのリクエストに応えて頂き、T嶋さんの炭火焼鳥串。最近宅呑みが気持ちよく、外呑みに出ておらんな。

その鳥串に合わせて、久しぶりのキャピテール・デュ・ドメーヌ・ド・バロナークの2nd 08を。

その前に家人の買ってきたドイツ リースリングのエントリーclassを。1000円で買えること考えると、大変美味しい。単に自分がリースリングが好きなだけなんだ、と気付きつつある今日この頃。

鳥は相変わらず美味しい。これだけは中々七輪でもない限り、宅飲みでは再現しがたい。なので仕入。

最初closeしていたキャピテールだが、流石生産者が「バロナークとは別物、2ndと言う位置付けでなく早飲み用のバロナークのもう一つのワイン」と言いきるだけのワインである。デキャンタージュして、ものの30分で開いてくる。

鳥串の特にタレ肝の甘味と食感が、ワインとマリッジ。香りも良いし、味も良いし、中々満足の一本。

さて明日は何呑むかね。




2012年4月3日火曜日

MEYER-NAKEL Weißburgunder 2005er

新年度である。今年は1日が日曜であったため、若干陸上競技のスタートでフライングがあった後の、なんとも言えない雰囲気の漂う、そんな新年度の始まりであったが。
今年も数多の若者たちが、深遠なる酒界に仲間入りしてきてくれることを願おう。

今年の新入社員のタイプは「奇跡の一本松型」だそうな。ネーミングのセンスの是非はさて置き、燻っている日本経済復興の光明を若者たちに希望するというのは、健全な思考であろう。はて、私のタイプは何だったかな…よく当っていて、忘れもせぬが、公表すると歳が知れてしまうので。



今宵はマイヤー・ネイケル ヴァイスブルグンダーの05。白ワイン開けること前提の皿たちに手向ける。

ワイン開ける前に、レッドアイ。おぉ、トマトジュースで割ると、この石鹸香が生きてくるではないか。
プレモル愛飲家からは石鹸、石鹸、煩いと顰蹙買うかも知れぬが、これなら呑める。



さて、ヴァイスブルグンダーはスペルを見て推察できる通り、シュペートブルグンダーの変異酒。ピノ・ブランとしてアルザスなどが有名だが、ドイツも生産量が多い。先日ここのシュペートブルグンダーを呑んで大変美味しかったので、姉妹品のヴァイスブルグンダーを開けることにした次第。

して、お味は。…ヒートダメージ。先ず香りが立ち上ってこない。デキャンタに移し変えて、暫し置くも香りはごく僅か。色調も、熟成を経ているにしても濃すぎるヒート色。完全な熱劣化ではないのだが、既に熟成のピークを超え枯れてしまった感が色濃いので、生命力でヒートを押しのけるだけの馬力が足りない。ただ、健全な状態で飲んだならきっと美味しかっただろうと、思わせるポテンシャルの片鱗は感じ取れる。年老いた白馬が重い荷車を力なく引いているイメージ。

完璧を追い求めるワイン愛好家はここで捨ててしまうのだろうが、私は捨てない。あきらめずチビチビ呑んでいると、本当に最後の一杯で少し美味しくなった。臨終の間際の輝きとしておこうか。

ただ、やはりこう言うワインは呑んだ気にはならぬので、もう一本。赤呑もうということで、スペインのフミーリャのcastillo roquero vino tinto 08を。ここのreservaがすこぶる旨いのだが、今日はエントリークラス。

でこれは……ヒート。て、こらぁぁぁ!ポートワインみたいになっとるがな!
流石に、赤のヒートものでこのクラスのワインを呑みきる生命力が、今度は私の方に無く。このワインの謂れを語らいながら、エチケット眺めつつミモレットを食す。ミモレットも若干乾燥が進んでいたか、セミハード6ヶ月熟成が、22ヶ月熟成張りに外皮は硬くなっていた。

こんな日があるから、普段のワインが美味しく感じられると思えば修行の一環。なんのなんの。
と負け惜しみ。

2012年4月2日月曜日

Domaine de bois perron muscadet sevre et maine sur lie 10

帰宅すると既に家人の買ったワインが開いていた。

ミュスカデのシュルリー。ややアルコールの匂いが前面に押し出されているが、シュルリーの収斂性は感じられる。一本1000円udとのことだったので、ミュスカデがどうのではなく、辛口ワインとしては十分だろう。

中々白wineの表記に超辛口とは付きにくいものだが、セーヴル・エメーヌのそれは、頷ける辛口。辛口の日本酒が好きな人には歓迎されそうな。

水の如く呑んでしまい、直ぐに空く。

何やかんや文句言いつつも、あるものは呑む。石鹸ビールも少し。

その後、豚肉とパルマhamを叩きあわせて焼いたもの、サルティン ボッカ(?)が出てきたのに併せ、meinklang burgenlandredを抜栓。しかし、この酒のあてには余り合わず。泡か白が合いそう。

そうこうしてる内に、宴もたけなわ、呑了、就寝と。





2012年4月1日日曜日

森田酒造場 萬年雪 未しぼり酒 荒走り

今日も大雨降ったり晴れたり目まぐるしく天候の変わる春の一日であった。

先ずは、おまけでもらったプレミアム・モルツ。相変わらず私には香りが強すぎて、石鹸を口に入れた気分。

その後、昨日の残りのオッテスの泡を。フルートグラスに二杯弱しか残っていなかったにも拘らず、相変わらず口の中で立体を造り出すこの生命力には驚くばかりである。

やはり昨日記述した通り、泡3粒が味噌なのだろうか。液体の奥深くに泡が内包されていると言うことでしょうか。

casualワインが切れていたので、頂き物の日本酒を。送っていただいた方の郷里の岡山は倉敷のお酒。packageが愛らしい。5本の内2本が 標題の酒であったので、其を開封する。

未しぼり酒と言うことだけあって、薄濁り。本醸造特有の醸造アルコールのエッジが効いて、漫然として輪郭が不鮮明になりがちな薄濁り酒をキリッと引き締めている。

私は純米信奉者では無いので、本醸造酒もよく頂く。個人的には酒はストライクゾーンが広い方が面白いと思っている。突き詰めるのも素敵だが。

まあしかし、呑みなれとは恐ろしいもので、最近ワインばかり呑んでいたこともあって、日本酒がとても甘く感じてしまう。500ml瓶を呑みきって、酔いが回ってきたので本日はこれにて呑み上がり。

合掌。