2013年3月23日土曜日

世界一周 ~ THE LAST PISCO SOUR


サンチャゴ・アルトゥーロ・メリノ・ベニテス空港の搭乗口近くには"THE LAS PISCO SOUR"というネオンを掲げたBARがある。

ここでグルメ隊員と吞むのは、実は今回の旅程中2度目だ。ただ、前回のアルゼンチン行とは違って、今回はしばらくチリには戻らないので、ある意味「ラストねぇ」と思わずため息が漏れた(感傷のそれではなく、くたびれ果てたそれ)。


VIPの手土産のJAPANESE OKAKIをかっぱらって、それをアテに懲りずにピスコ・サワーを3杯。
しっかり酩酊して、頼りない足取りでボーディング・ゲートをくぐったのであった。

世界一周 ~ AQUITANIAとブルーノ・プラッツ氏

朝の5時のメンドーサ発のフライトでサンチアゴに戻る。昨日までにある程度、ハードな工程は終わり、今日からはワインが好きな私の為にあるような、心地よき旅程。とは言え仕事ですが。

サンチアゴから30K程離れたマイポヴァレーのアキタニアへ。アキタニアは拙宅のセラーに常備のチリアンワインである。シャトー・コス・デス・トゥルネルのブルーノ・プラッツ氏と、シャトー・マルゴーのポンタリエ氏、ボランジェのモンゴルフィエ氏、農学博士のフェリペ氏によるジョイント・ベンチャー・ワイナリー。


ラベルを飾っているTOURに上って、アンデスを望む。これは私の備忘録につき、テロワールや、細かいテイスティングノートは無し。別のストレージに入っているので。


ちゃんと仕事もしてます。

で、仕事の後はランチ・ミーティング。



アキタニア・ロゼとシュリンプ・アボカド。シャルドネSOL DE SOLを挟んで、カベルネ・ラズリ、でその後お宝

まだ、ボランジェ氏とフェリペ氏参画する前の、プラッツ氏とポンタリエ氏の両名のみのカベルネ。13年agingのカベルネだ。ロケーション故もともとタンニン分の少ないエレガントなカベルネを産するアキタニアだが、良い熟成を遂げ、オレンジピールや、ドライ・プルーン、土の香り他、ちょうどピークの様相。開けたてでまだ眠っているようだったが、デザートを食べ終わる頃には、少々ほぐれてきて、更に甘味と酸味のバランスが良くなってきていた。

ワイン界のスーパースター達と、テロワールや醸造技術、テイスティング・コメントをある程度細かく話すことができるだけの、ワイン好きであった自分は幸運だなと感じるそんな昼下がりであった。合掌。

2013年3月22日金曜日

世界一周 ~ ゲバラと肉とワインと


アルゼンチン最終日。今日は晩にアルゼンチンのナショナルチーム戦があるとのこと、なんだか街も騒々しい。ホテルの前に出て通りを見ていると、ああそういえば、ゲバラの故郷なんだな。チェさんが大きくプリントされた、観光バスが走っていた。

明朝早いため、晩はホテルのメインバーでハイネケンを一瓶吞むにとどめる。

その代りと言ってはなんだが、昼の風景。本日は半日で仕事を終えられたため、仕事後客先のゲストハウスでランチ・ミーティング。





アルゼンチンがアルゼンチンワインとして存在しえることを確認できるような、興味深いラインナップのワインたちを頂きながら、なんせ美味しい肉のオンパレード。〆にはサーロイン・ステーキまで頂いたのであった。合掌。VIPの我儘にしっかりKIKKOMANで応えてくれた、先方氏には感謝と畏敬の念を禁じえなかった。

2013年3月21日木曜日

世界一周 ~ アルゼンチンで肉とマルベック


日が変わって、25時ころアルゼンチンのメンドーサ空港へ到着。今日からアルゼンチン。随分遠くまで来た感じだ。

仕事を終えて、ホテル近場 評判のアルゼンチン・肉・レストランへ。アルゼンチンと言えば、肉なのである。
最初にセラーで、アルゼンチンと言えばのMALBEC100%ワインを選んでから卓に着く。

先ずは、DOMAINE CHANDON BRUTから。もともとオーストラリアだが、いざやり出すと、アルゼンチンの方が安くで、高品質にできてしまったと言ういわくつきのスパークリングだ。

確かに、豪州版より泡が綺麗で、酸と糖のバランスが良い。気がする。


で、ガスパチョやら何やら諸々食して、メインの肉に併せてPURE MALBECのJUDASをデキャンタから。

真っ黒だ。黒カシスコンポート、トリュフチョコレート、スミレ、黒こしょう、甘草、シナモン、三温糖。と言ったところ。濃い。ベルベッティ・タンニンと、甘味の印象が強すぎて、酸は埋没している。これに拮抗する酸がくっついたら、とんでもなく良いワインなのだろう。MALBECの特性だから、そこを言うのは野暮か。600アルゼンチン・ペソと考えると、十分満足。

肉の脂を切るには、少々タンニンがマイルド過ぎたが、お腹いっぱいで宴了。

今日のおまけ。アルゼンチンの土漠。

2013年3月20日水曜日

世界一周 ~ チリの将軍


しっかり仕事して、またサンチアゴに戻る。フライトが、諸問題あって23時発とのこと、2時間程余裕あるので、またもVIPの鶴の一声で、サンチアゴの新市街にある和食屋「将軍」へ。

ここも中々美味しい和食レストランで、よくありがちな海外JAPANESEレストランで閉口、というようなことはなかった。

ジョニ赤のCON GUS割を2杯呑んで、アルトゥール・メリノへ引き返す。

空港の搭乗待ち、バーで懲りずにピスコ・サワーを1杯、そしてビールを1杯。搭乗と同時に眠りに落ちたのであった。

2013年3月19日火曜日

世界一周 ~ チリで雲丹


今までの旅程と異なり、既存の取引先さんとの仕事ということもあり、食は豪華。
昼は、ワイナリーの一角にゴルフ場(アルパカまで飼ってるんだから…)までついているようなところの、ゲストハウスでライト・ランチ。


晩は、この界隈の郷土レストランにて食事。シューターのこれまたピスコ・サワー2杯で目が回ったが、どんどんワインが出てくるのでそれもしっかり頂いて。



なんせ、名物の雲丹の量が半端なし。雲丹丼ならぬ、雲丹だけ丼の様相である。日本で喰うたら数万円か(話に聞くと、負けずチリでも高価な海産物の代表みたい)。

2013年3月18日月曜日

世界一周 ~ サンチャゴinサンチャゴ


14時間のフライトを経て、とうとう来ました。サンチャゴinサンチャゴ(敢えてサンチアゴでなくサンチャゴご容赦を)。私の愛するヘミング・ウェイのサンチャゴとは何の関係もないけれど、ハンドルネームと同じ街に着いたという事実に、感慨を覚えないわけには行かない。日本の裏側だもんね。


昼飯は、こんな感じの現地人しか行かないようなマイポのレストランに招待していただき、大変美味なる、チリアン・ポトフを頂く。パクチーの香が食欲増進させる、よきスープ・シチューだ。肉美味し。

晩は、サンチャゴから南400キロ位のところにあるTALCAと言う町のホテルにて。着がこれまた遅かったので、ホテルのレストランにて。ピスコ・サワーを吞む。流石海産の国。どんだけ出てくるんや、と言うくらいシーフードが出てくる。

ピスコ・サワーが余りにきつく、2杯呑んだら目が回って就寝となった。


おまけ。

2013年3月17日日曜日

世界一周 ~ 帝MIKADO@MADRID


12時まで寝る。残念ながらマドリード市内を観光する気力等、まったく残っていない。15時にはVIPとマドリードの空港で合流。そのまま、晩予約のレストラン20時半OPENまで、することもなしVIPとグルメ隊員とひたすら、空港のラウンジでオカキをアテに吞む吞む吞む。ビール10杯程呑んだかしら(空港のこのビールは流行りの氷温サーブ、サン・ミゲルで美味かったんだ)。グルメ隊員に至っては、ウィスキーのダブルを8杯も飲んで目を回していた。


で、時間になったので、VIPのリクエストに応えて、マドリードでそれなり評判の日本食レストランへ。





〆鯖がやたら美味かったのは覚えているが、かなりの酩酊に付きほとんど記憶なし。サン・ミゲルの瓶を追加で2本程呑んだことは覚えているが。