2012年3月17日土曜日

山の壽 純米吟醸 雄町 生原酒

今日も結局、仕事やらなんやらで休みの半分が終わっていたのであった。
宅に引きこもって一日終わりも色気なかろうて、いつもの酒屋さんに繰り出す。
角ハイ2杯呑み、その後に出して貰った山の壽の生原酒は、珍しい福岡の酒。独特の濃い風味であてを求める。豆腐の醪漬けと一緒に。〆に兼八の湯割り頂く。
その後宅に引き返して、VDPやら、ソーテルヌやら開けたが、記憶定かにあらず。




2012年3月16日金曜日

Domaine Eternel Cuve L' mas 03

昨日のような非日常ワインを毎日呑むわけにもいかんので、今宵はお手軽にしかして大変美味しい
ACコート・ド・ルシオン・ヴィラージュのドメーヌ・エテルネル・キュヴェ・エルマスの03を。
ACの特性で凝縮感の強い葡萄品種がセパージュの軸になっているだけに、廉価でも長命。へたるリスクも少なかろうと、2003年のこれを。
コルク抜いて驚きました。それがこれだ。
酒石酸の結晶がびっしりと、コルク液側にへばりついてます。酒石酸≒ワインの旨味成分ですね。
別称ワインの「黒いダイヤ」とも。これが結出しているワインはエキス分が濃く、濃厚で良いワインであることが多い。
香の複雑性や、色調を語る芸術的なワインではないけれども、親しみやすくかつ力強く躍動感に溢れているそんなワインでした。ルシオンだからという訳でなく、夏を感じさせる明るいワイン。
昨日のお残り「豚の農民風」ともよく合い、1000円台で手にできた至福の1本でした。
頂き物のジントニックがとうとう本日で呑了。お世話になりました。
そんなこんなで今宵も、合掌。

2012年3月15日木曜日

Mayer Nakel Spateburgnder "S" 04

ホワイトデーやんで…と言うわけでは無いけれど、家人にマイヤー・ネーケル シュペートブルグンダー sを進呈す。

丁度、ブルゴーニュ向けな皿たちを作ってくれていたので良かった。
豚の農民風と鶏のグランメール、だそう。彩りも華やかに。
マイヤー・ネーケルはワイン用葡萄栽培の北限の地ドイツはアールのシュペートブルグンダーの名手。評価は枚挙に暇がなく、よく出来たログを発見したので省略。

デキャンタに移すその時点で、もうとんでもなく美味しいことが見て解る、そんなワイン。いつも呑んでいる若造たちとは別次元の美しき色合い。香りも甘く複雑。部屋がマーマレードの香りに満たされていきます。
口に含んでも、ブルピノに有りがちな香りとの落差は無い。甘く切なく。ほぼ完璧な状態、最後のフィニッシュにスッと切るよう酸がまた素晴らしい。
こんな美味しいワインを呑んでしまったので、当分ヘンテコワインは呑めなさそうである。
間違いなく今年呑んだシュペートブルグンダーの中では、一番美味でした。合掌。


2012年3月14日水曜日

Lescombs 95

一日勉強やら仕事のフォロー等して気付けば、帳が下りていた。
気分転換に西天満へ。
スマートに呑み上がる練習と言う口実付けて。角ハイと白ワイン2杯を呑むに留まった。
帰宅して、マルゴーのラスコンブならぬ1er cote de Bordeaux のシャトー・レスコンブの95年を。ゆっくりデキャンタに移し変えるも、殆ど香りはしません。この手合いは期待しないくらいの方が、幻滅もないといっておいたのですが、家人はえらく消沈しておりました。
呑んでみても、香りの通りピークを過ぎに過ぎて全くもってお釈迦で。
お話にならないので、先の4l pet VDT に放り込む訳にも行かず。

酒抜きも色気なかろうて、家人がせめて日本酒に合うようにと路線変更して作ってくれた鶏と共に、黒牛純米吟醸 生原酒を呑み上がり。
気付けば寝ておりました。






2012年3月13日火曜日

ROCCA DI FRASSINELLO POGGIO ALLA GUARDIA 05

ラフィットとカステラーレのジョイントベンチャーで2000年に始まった、ロッカ・ディ・フラッシネッロの3rdラベルのポッジオ・アッラ・グアルディアの2005年VT。
そろそろ飲み頃迎えつつあるやろ、と抜栓。
デキャンタージュの最後の方は酒石酸の透明な結晶がサラサラと。
芳香も落ち着き、熟成感が感じられるブーケ。色合いも、いつも呑んでる若いワイン達と違い、煉瓦色がエッジに見え隠れ。
ちと白ワイン向けな皿たちですが、「さんちゃご君、イタリアでは赤も白もない、美味いと思うものが正解なんだよ」とは先日ご一緒した海外が商売のフィールドの社長の言、これ然り。

やっぱ古酒(というには若いですが)の熟成感は何にも代えがたい、そして得がたい至福です。
タンニンが旨味に変わり、この独特の甘い味わい。
色んなことをひと時忘れて、この幸せな一本と寄り添った一夜。
そして真剣にロングフレッシュを新調せねば…と感じた、「危険」な一夜でもありました。
合掌。

2012年3月11日日曜日

一年

去年の今日も敢えて酒を呑んでおりました。丁度久々に会う仲間たちとの飲み会を予定していた日。私が主催者だった為、中止にした酒席だったが、皆同じ遣る瀬無い思いに結局全員集まった日であった。

あれから一年。

職業柄、被災地域に仕事仲間も多い。客観的に物理的な被害を聞かされるだに、想像を絶する一年であったことかと。

一年というものが区切りになり得るものでは無かろうし、不謹慎極まりない言葉なのかも知れないが、この一年本当にご苦労様でした。

献杯

VEGA DOURO

夕刻より、西天満に赴く。
先日のお詫びもかねて。たまたま、先日も御一緒したy氏いらっしゃったので、前回の酔いどれぶりが克明に…
いと恥ずかし。
そう言うわけで、角ハイと白ワインと、最後にアードベグのストレートを煽って呑み上がりと。平常に退店。

その後帰宅して、ポルトガルのDOUROを抜栓してあれやこれやと肴をあてに呑む。気付けば日も変わっていたのであった。