2012年7月28日土曜日

POGGIO TREVVALLE Morellino di Scansano 2006

今宵は家人と真面目な話。につき酒はそれ程多くない。

少し前、テイスティングした時に非常に好印象だった標題ポッジオ・トレヴァッレ・モレッリーノ・ディ・スカンサーノ2006を。その前に当然の角ハイを一杯。



本当は、今宵がタイ・カレー(グリーン)だと聞いており、何を抜栓すべきかなと頭を捻っていたのだが、スパイシーなローヌかな、まったりとチリ辺りのシラーかな、などと考えているうちに面倒になって、オリエンタルな要素孕みつつも取り合えず、グリーン・カレーのココナッツミルクと親和してくれそうな甘いチョイ枯れサンジョベを手に取っていた次第。


しかし、残念、この赤はジンジャーのアクセントの強いグリーン・カレーには合わず。ただ、ワイン単体のクオリティは高い。グリーン・カレー食した後、本腰据えて向き合ってみるが、熟成ピーク+1~2年の様相で、黒糖蜜のような香りや甘味を感じる。素直で一本気で、七面倒くさい要素が全く無い、あっけらかんとした、クリアな旨さ。スケール感を求めるワインでないし、大変好感の持てる赤である。

半分残っているが、これは明日バルサミコ酢になっているような気がしなくもない。

イタリアらしいあてがこれくらいしかなかったので、久しぶりのノチェラーラ種オリーブと。


中々満足のチーピー・ワイン・ナイト。

2012年7月27日金曜日

A.CHRISTMANN IDIG riesling GG 2005-2

とても嬉しいことが続いた一日。

さて昨日の続きのクリストマン醸造所のイディック(モノポール)・リースリング特級を。
昨日、不覚にも呑みきれずに置いていた、デキャンタの残を半ば「無理やろな」の心境で呑む。


が、これが凄いんだな。桃のようなニュアンスが出てきており、さながらハルプ・トロッケンばりの糖が。これが、良い!辛口としてこれでよいのかと問われると、疑問符がつくが、なんとも言えない滋味にあふれ、温かい命を感じる。

最近頻出定番の生春巻きなんかと併せても、この甘味がくどくないのが不思議だ。


そんなデキャンタ分はグラス1杯半で終わり、この後は例の如く2晩目ボトルの検証に。



いい色だ。昨晩はパイナップルのフレッシュさが先行したが、今宵は顕著なのがパパイヤだ。どちらも酵素系トロピカルフルーツなんだが、パパイヤの方がグレードが上かな…私の中では(勿論、ワインの表現においてである)。昨日とる事ができなかった、ニュアンスが一晩置いてよい感じにほぐれた隙間からにじみ出ている。良いねぇ。ミネラルが大変強い。残1/3だったため、比較的すぐ呑了してしまった。


このあと、家人が少し呑み足りないわね、と言うのでXYZをオン・ザ・ロックスで。夏の夜にはこう言う柑橘系のフレーヴァーの美しいカクテルが似合う。丁度良い酒量で、本日呑み上がり。

2012年7月26日木曜日

A.CHRISTMANN IDIG riesling GG 2005-D

最寄の大阪天満宮駅を降り立ったのは、日も変わろうかと言う時間であった。なので、祭りの熱狂の最中に放り込まれると言うことは無かったのだけれど、まだ街全体が熱気を帯びているのを肌で感じる、天神祭本宮の祭りの後。

今日は誕生日と言うことで、もう三十路に入るとおめでたいのかそうでないのか、何ともな感じではあるが、日の変わった頃より終日、例年より多くの方に、お祝いの御言葉を頂戴して、嬉しいような恥ずかしいような。これはblogを始めたお陰もあるのかな。有り難い事です。合掌。

さて、そんな誕生日と葡萄酒ラマダン明けも重なって、当然ワイン。家人もケーキの代わりに、目に華やかなオードブルを沢山作って待ってくれていた。


先ず、バローロの優良生産者で有名大企業のTerredavinoのPIEMONTE CHARDONAY VALLERENZA BRUTから。
シャルマ方式で醸す泡。此は知人から美味しいと勧められて買い求めたものだったが、ちと残糖が多すぎかな。つとこの気温には甘さが目立って他の要素が鳴りを潜めてしまった感。ただ、悪くはない。






で、諸々皿を頂戴しながら、メインの標題、ファルツの雄Aクリストマンのイディック・グロセス・ゲヴェクス05を。抜栓直後はかなり顕著なペトロール香に色んなものが覆いつくされていたが、デキャンタージュして暫くすると…

キタ!パイナップルなどの酵素系tropicalフルーツの諸々、ベーレン・アウスレーゼを彷彿とするアプリコット、蜂蜜、八朔のような苦味伴う柑橘系の香り、シトラスの皮の香りも。
やっぱりこう言うのが嬉しいのでワインはやめられまへんのやな。



写真は後程掲載。

2012年7月25日水曜日

балалайкаで 修行7日目

どや、題名読めへんやろ!と鼻白むようなことをいえるのは大阪人の特権だ。違うか。鼻白む以前に粗方文字化けして表示されないか…

今日24日は、近所の大祭「天神祭り」の宵宮。伯母の営む割烹が南森町にあったころは、本宮の日は毎年伯母の店に天神橋商店街の店主さん達に交じって若輩末席で集わせていただいたものだ(常日ごろ、夕飯食べさせてもらいに行っていたわけだが)。伯母は、この激戦区で10年以上やらせていただいたし、そろそろ店じまいと、数年前店を閉めたが、本当に良い店だったんだ。私はここで20になるかならないかの年頃から、大人の社交場としてのこの割烹で、酒の嗜み方や酒肴の選び方を、天満の旦那衆に習った。そんなこの街の一大台祭事が天神祭り。特別な響きである。

明日本宮は私の誕生日なんだな。学問の神様の生まれ変わりのはずが、酒天童子を地でいくさんちゃご。

今宵はいよいよラマダン7日目最終日だ。そんな今宵に標題、バラライカを。その前に角ハイやカンパリ・ソーダが入ることは特筆すべくもないか。


スミノフ・ブルーが強烈に効いており、かなりドライ。ご機嫌で次の肴たちへ。



家人がお土産にいただいたらしき、限定川辺、米焼酎をオン・ザ・ロックスで。吟醸酒をそのまま蒸留酒にしてしまったような、独特の米焼酎の風味は好き嫌いの別れるところ。私は基本なんでも呑むので、特に問題なし。


川辺のあとは、パリジャンを。別名、パリジャン・マティーニとも。これが中々でくいっと、一息で飲み干し、


生ハムなども食していた模様。


以前も記したが、このリーデルのマティーニ・グラスはすりきりで丁度ダブルのカクテルが入るので、結構な量だ。呑みきったあたりから、ちょっと酩酊が激しくなり寝入ってしまった模様。明日はいよいよ解禁なんだが、感慨一塩とはならず。うーん、やはり暑さのせいだな。

2012年7月24日火曜日

天満で 修行6日目

昼はすえひろでA ランチ頂き、その足で都島の市営プールに向かうも休館日。帰りがけ桜ノ宮にスポーツジムがあったので、ビジターとしてプールを借りる。ジム特有の変な形のプールで、余り遠泳できる感じではなく、50mを20本程クロールするに止まる。 この後、アウンサンスーチー女史の映画を観に行き、色んな事を考えさせられる。 で、その余韻を引きずりながら、天満に到着。 ワイン呑めないので、何時ものベビには行けず、家人がマルチョウを食べたいと言うので、たまにいく串焼屋さんに入る。


クリアニッカの緩いハイボールを3杯頂き、諸々串焼を少々。カウンターの端っこと言う絶妙のポジションゆえ人間観察に忙しく(変わったカップルが居らっしゃったのです)、余り肴がどうのどころではない。
  

ここは、程ほどに場所を移してライオン飯店へ。何故か落ち着く店内に毎度ヒーリング。食い気がまた出てきて、麻婆豆腐、蟹焼飯、小籠包など頂きながら紹興酒のお燗を。
  




満腹。もう入らんやろ、と退散したのであった。 この後腹ごなし必用と言う家人に付き添い中之島公園を散歩。前半のプールも相まって眠い。

2012年7月23日月曜日

龍力 純米ドラゴン エピソード3で 修行5日目

今日はほぼ精進料理ばりに野菜尽くし。まず、カンパリをアペリティフに。苦味マリアージュでゴーヤ・チャンも。


長薯と獅子唐焼いたものも。何せ辛い獅子唐の含有量が多く、かなり暑い。


久方ぶりの日本酒。冷蔵貯蔵なので、ちょいと良い具合にこなれてきておりこれは非常に宜しい。
風味もまろやかに、少しの蜜柑の缶詰シロップ的なニュアンスが出てきている。酸がもう少し強ければ、言うことなしなのだが。



葡萄酒ラマダン5日目に差し掛かって、醸造酒がようやく出てきたが、やはり醸造酒は良い。世界共通、食中酒には醸造酒なのである。が、まだまだ禁断症状からは程遠い葡萄酒ラマダン。5日目も視界良好全速前進!

2012年7月22日日曜日

SAのビールで 修行4日目

今週は通常に比べ忙しいからか、はたまた暑いからか、修行が後半戦に差し掛かっても一向に渇望を覚えない葡萄酒ラマダン4日目。

今宵も帰宅が遅かったこともあり、簡単に食事とビールを頂くにとどまった。


奥にワインがあるやんか、と言われそうだが、呑んだわけではなく宅の上においてあっただけ。とうに酒庫は満庫状態で、拙宅ではいたるところに酒瓶が散見されるので。特に他意なし。

これ以外に好物の四川麻婆豆腐をいただくが、家人の名誉のために写真のUPはなし。合掌。

ラマダン4日目も死角なし!こりゃ、ひょっとするとワインという趣味から名誉の撤退か?狙っているワイン以外の諸々を手に入れるチャンス!…とはならないんだよな。先日またワインに10万超える投資をしてしまった、さんちゃご。泥沼だ。そう、ラマダン4日目も死角なし!!