2016年8月28日日曜日

ボーネン

家族と両親の親友夫妻と共に長野白馬のボーネンにて。

もはや年1の更新になり下がりつつあるこの酒の記しも、6年。色々あれど、酒好きは変わらず。世界中のワインを追い掛けて年に地球を何周かするような生活も変わらず。

ただ、昨夜は日本で過ごしたワインと共に楽しむ時間の中でも、トップクラスの至福だったので、思い立ったように備忘録。


山梨の自宅から車を飛ばすこと3時間弱、日本のワイン通の間では知る人ぞ知るオーベルジュ、ボーネンに到着。

高野豊氏の、風と土のソムリエの記述を引用させていただくと、
「ボーネンには〜、いわゆる広告というものを1986年の創業以来一切やっていない。常連客と紹介された客だけしか宿泊できない知る人ぞ知る宿だ。」
有名どころだと田崎真也氏などもいらしている。
今回は私が子供の頃からさんちゃごくん、おじさんの関係の某大手ビールメーカーの前副社長K夫妻のご紹介。
ボーネンのオーナーの奥様の幼馴染がKおばさん。

セラーは2部屋あり、管理状態云々以前にそのストックの内容と在庫量に驚かされる。目が輝くよね。しかも、昨今の日本では法外なお金を積まなければ手に入らないような優良オールドビンテージの、著名ワイナリーのものがどっさり。

丁度品も素晴らしい。写真はベーゼンドルファー。


近年はシェフも雇わず、オーナーご夫婦のペースで1日1組限定、対応できる範囲でやらせて頂いてますとの事だったが、自家製のスモークサーモンステーキに始まり、写真のアニョー、成田のアフィナから取り寄せると言うフロマージュまで、とてもお二人でとは思えないクオリティ。
ワインは…
色々頂いたが、

1. BRUNO PAILLARD 96
2. CLAUD DUGAT GEVEREY CHAMBERTIN 00
3. CH GRUAUD LAROSE 86
4. Schloss Schönborn AUSLESE 89
5. Schloss Gut Diel AUSLESE 15

味わいを書き連ねると、文字オーバーしそうなので、2はまだ若い、5は余興4との比較用、3は30歳にしてまだまだ若い、4は抜栓直後は還元。この要素以外すべてのワインがほぼ完璧!!!
端折りすぎ、仕事式の減点テイスティングコメントっぽ過ぎるか…
伝わろうが伝わるまいが、私の備忘録なのでよしと、割り切ってしまうのが躊躇われるくらい、本当に素晴らしい宝とも呼ぶべきワイン達。


締めにはカウンターに無造作に置かれたDRCのマールとフィーヌから、フィーヌを飲ませて頂きました。うーん、DRCのなせる業か。素晴らしい芳香を堪能し、ふかふかのベッドにまどろんだのでありました。
Kご夫妻、そして両親に感謝致します。