2014年6月28日土曜日

5大陸制覇-「アジア」大陸編-

そうかこの地が残っていたか、
海外でないと心に決めていたが、やはりそうはいかなかった・・・ 南極ではありません。



ここにもワインがあったか・・・・ワインあるところならどこでも行かなきゃいけないさんちゃごです。
実は世界規模で見ても、ワインの一大産地となっている中国は烟台へ。

ワインは残念ながら、美味しいものには出会えなかったものの(私が呑んだところでは)、
仕事でもなければ、訪れなかったであろう世界のニッチなワイン産地に行けたのはラッキーでした。

上海では火鍋屋さんに連れていただいたり、駐在のSさんありがとうございました!謝謝。
兎に角、白酒をしこたま飲んだことしか覚えてない。。。

2014年3月3日月曜日

5大陸制覇-北米大陸編-


カリフォルニアには世界一周の旅ではOPUS ONEへの表敬訪問で訪れるのが常だが、今回は
私の仕事のアポもびっしり。まあ、なんとかこなして、最後は安定の〆、OPUS ONE。
いつもアテンドしてくれる社長のDavidが残念ながら今回は不在につき、副社長のChristienと。

今年は、この世界一周を終えれば当面海外に出ずに済みそう。という安堵もあって、いつにもましてOPUSが染み渡る。

何度かきているし、もはやありがたみが無いような気もしないではないが、
ワインはやはり美味しいのが好き。

今年が始まってまだ2ヶ月だが、既に5大陸制覇したし、残すところ南極大陸のみ!!!ではなく本当、当分海外は御免です。

2014年3月1日土曜日

5大陸制覇-南米大陸編-

南アフリカ共和国から、アルゼンチンを経由して、毎度のチリは、我が名のSantiagoの街へ。
チリは毎度いつもの生産者を回り、神経が磨り減る魂の値段交渉をするのみにつき、
あまり写真なし。商談では、襟蔵つかむほどの勢いだが、それが終われば家に招かれ、BBQだ。

流石に肉肉肉のピスコサワー攻めで胃は弛緩して大変なことに。

日本から一番遠い国まで来ているのに、数行で記述が終わると・・・病んでるね。

2014年2月25日火曜日

5大陸制覇-アフリカ大陸編-

という訳でとうとう来てしまった。南アフリカ共和国は、ケープタウンまで来てしまった訳。十八番のピノタージュとシュナンブランを探す旅。
テーブルマウンテンを取り囲む、銘醸エリア ウェストケープはステレンボッシュのワイナリーをしらみつぶしに訪問。

中でも印象的だったのは、私の仕事カテゴリとは直接関係しない、ステレンボッシュにあるアンウィルカと、テーブルマウンテンにあるクライン・コンスタンシア。
仕事の心配せず、飲めるからって?その通りです。

ANWILKAはもともとシャトー・マルゴーのブルーノがジョイントベンチャーの形で立ち上げたブティック・ワイナリ。ステレンボッシュの入口に位置し中心部より4度程温度低い。
40HAの畑はヘクタールあたり6-8トンの極めて低収量。太古海底だったためステレンボッシュより土地が肥沃。風も強く、冷涼なエリアだ。
ライムやチョークの土壌で、全てハンドピッキングしている(まあ、このクラスのワインは新世界でもどこでもそうなんだけど)。

ワイナリーのリプラントは2005年だそう。
最近、klein constantia傘下に入り、よりプロモーティブになってるんだとか。

南アフリカの葡萄そのものの強さ・荒々しさを排除して、フランスっぽくあることよりもエレガンスを追及したスタイル。
その為にextruction(抽出)が過剰にならない品種をメインに据えている。
よってカベルネやメルロなどは少な目。
呑んだワインは、時間がなかったのもあって以下のとおり。

1. petit frere 2010 74SYR,18CS,8PV。粘度は中程度、色調は2よりも濃い。珈琲、スパイス。小難しくない親しみやすい。
2. petit frere 2011 74SYR,18CS,8PV。土のニュアンスが強い、若くタニック。牛乳的なニュアンス。
3. Anwilka 2008 48SYR,42CS,10ME。濃い暗紫色、複雑にして混沌としている。
4. Anwilka 2011 若い、閉じ気味。粉っぽいニュアンス。
5. amdoda 2010 easy, CSが多く他とスタイルが異なるが、呑みやすくわかりやすい。2010年が難しい年で、Anwilkaの醸造がなかったため、こちらの製品を。


南アフリカ最高峰の貴腐ワイン Vin de Constanを醸すClein Constantiaは、そんなANWILKAでたまたまオーナーが変わるのでということで
紹介してもらい、アポの隙間に入れ込んだ棚ボタ訪問であった。
南アフリカワインの中でももっとも、高額な甘口ワインである。
1685年創立で、貴腐の最高峰と称されるイケムが1711年であることからもその歴史の偉大さがよくわかる。

作業用のピックアップトラックに乗せてもらい、畑を案内してもらう。


畑のある丘の多くは、エントリーワインに供される辛口用のソーヴィニオンブランが植えられている。

中腹には、Vin de Constan用のMoscatが。一人の作業者が1KGの葡萄を収穫するのに丸一日を要するのだとか。

害鳥・害獣に、甘露のような葡萄を食べられないように、バードネットが厳重に張り巡らされていた。

ぼちぼち、日没が近くなったころに、丘の中腹にある畑を一望できる展望デッキにて、
コンスタンシアのスパークリングワインMCC(CHのB/B)にて乾杯。

おお、これは、、、 すごい、南半球のこの地でこんな美しい酸の泡ができるものかとため息が。
夕焼けが美しい。
その後、蔵で呑ませてもらったIconのVin de Constanは驚愕の酸。当然、極甘口なので甘いのだが

驚くべきはその酸の高さ。この酸があるから、長期の熟成を経て、素晴らしい貴腐ワインと成長するのでしょう。
ソーテルヌや、ドイツのTBAとおなじだね。これはいいものをいい場所で経験させてもらえました。

もう、へろへろを通り越えた次元の今回の世界一周旅も、このようなふとした至福の瞬間があるからこそ乗り切れる。
約得です。合掌。
初めての国だったので少し詳細したが、まだまだ続くこの旅は・・・

2014年1月25日土曜日

Schloss Sommerhausen Sekt -Auxerrois Extra Brut- ドイツはダイデスハイムで戦友と再開

久々の休暇である。豪州を後にして、ボーヌ(リヨン)~ボルドー~マドリッド~ヴァレンシア~ドイツ・ダイデスハイムへ。
1週間にまたも、限界まで詰め込んでいるので、豪州から一転、ボルドーにせよ、ヴァレンシアにせよ素晴らしい
食事と美酒にありつけたものの、残念無念、写真がほとんどない(工場の葡萄の破砕機とか、充填機とかは除いて)。
ボルドーでは、Cos des Tournellや、Smith Haut Laffiteに。

まあ、何はともあれ一時期仕事で寝食をともにした戦友が働く、ドイツの日本キュイジーヌにたどり着いた。





このクォリティの和食が食べられるなら、近い将来が楽しみ。

同行していた上司の粋な計らいで、募る話もあるやろとゼクトの古酒を1本頂戴した。



日本キュイジーヌのシェフとなったK氏と共に、フランケンの銘酒ゾンマーハウゼン・リースリング・ゼクト99。
泡はやや弱ってきており、ピークダウンの感は否めないものの
熟成したリースリングの怪しげなアンバーカラーと、むしろ溌剌とした酸がないだけに
長い時間をかけて楽しめる、落ち着きがある。流石、上司(社長です)。
次週以降は、私というよりは上司が主役になるので、鞄持ちに徹するのみ。
気楽、気楽。

2014年1月17日金曜日

5大陸制覇-オーストラリア大陸編-

2013年は豪州に終わり、、、2014年は豪州に始まる。
いや、やめておくれ。暑い。先月より更に暑くなってるし。

うだるような暑さの中、前回よりましなのは陸内移動が飛行機だったこと
・・・だったはずなんだが

プロペラ機の機内エアコンが壊れており、無風。完全なサウナ状態である。
途中で、CAのお姉さんが小さなカップウォータを配ってくれたものの、いや全然足りません。
脱水症状寸前。汗も出ないほどの機内の暑さ。

まあ、そんなトラブルも乗り越え、アデレードとシドニーの真ん中にある街を拠点にオーストラリアは淡々と仕事をこなしていた感じ。

前回も然り、申し訳ないがあまり感動するような酒・肴と接点を見いだせないまま
先月に引き続き、また成田でトランジットしてフランスはリヨンへ。

2014年1月1日水曜日

続毎月海外。そして思い出したように。10月ー11月

前回、ミラノのホテルでこの記を綴って早2か月。
今日は10月の思い出し酒日記。余り覚えてないから今回も端折り気味で。

10月20日にまたもリヨンめがけて出発。てか、10月月初に日本戻ってそのまま東京にいたので、
大阪の家には殆ど帰ってないんだけれど。
行きのKLMボーイング777が燃料漏れで、もう目と鼻の先というのにスキポールまで飛べず
ストックホルムで下ろされるハプニングつき。えっちら目的地のマコンに着いたのは予定日の翌日であった。

マコンに滞在中は、今回仕事の相方先生がブルゴーニュのバイヤーであられると言う事もあってひたすらブルゴーニュを吞む毎日。いや、素晴らしい。


1週目の週末は、相方先生ロンドンの自宅に戻られたので、一人スイスのモントルー(あのジャズのメッカの)に余暇を楽しみに。のはずだったが、車が小さすぎてホテルに着いたときにはくたくた
取り敢えず寝るだけ寝るそんな休暇。折角の自腹5スターホテルが。。。

ジュネーヴの噴水
 レマン湖畔のホテル

 フレディ・マーキュリーにも会いました。
一応、シロン城も中含めて見学。

それ以降の週末は、ボーヌまで車を走らせて仕事にかこつけたドメーヌめぐり。
特に相方先生、ラフェ愛好家と言う事で、二人でDomaineまで仕入に行っては
ウィクデーは仕事後それらの村名、1級、特級を呑み尽くす。


そんな感じの毎日であった。日本では幾度となくラフェはトライして、その度に幻滅を繰り替えす、良い思いでのないDomaineであったが、いやいや超級。完全に考えを改めさせられた次第。

殊、07のCharmes-Chambertinは飛び切り美味い。完全な小Globeワインで、今年1年呑んだブルゴーニュワインの中で間違いなく一番うまかった気がするのである。

余りに美味いので、シャルムは滞在中に相方先生と併せて3本購入。それ以外に、シャンボール村も大変美しい酸にノックアウト。甘味と酸味の合奏。

たまに、リヨンからベルギーに出張したりボルドーに出張したり。欧州での仕事に明け暮れる毎日。



今時、携帯とPCがあればどこでも仕事できるのは間違いない事実。

結局、BRGを飲み倒して11月2週目くらいまで足掛け3週間近くマコンに滞在。
最終日前日は打ち上げに相方先生とボーヌのミシュラン1スターのワインバーにワイン呑みに。
ミュニエのエシェゾーなんかもグラスでいただける中々素敵なお店。



最終日は、ボーヌのワインショップで買ったグロのクロサンドニ1ER07も含めてラフェ水平07オンパレード。リジョナル07、シャンボール07、クロ・ド・ラロシュ特級07、モレサンドニ1ERレ・ミランド07


素晴らしきワイン会でした。二人でどんだけ吞むねん。平均1晩3本ー4本ペースなのでありました。
写真欄外多すぎ。残念。

その後、大型展示会がミラノであるということで、ミラノに1週間逗留。

週末をうまく滞在に併せられたので、出張では滅多にできない観光などに時間をあてる。

Duomoの前でビール飲んだり、

城も行きました。

サンタ・マリア教会の前を通ってみたり(最後の晩餐見学を予約できなかったため)、ブランド通りにも。
一時前と状況打って変わっての、円安につきまったく値ごろ感なく、何も買わなかったけれどね。

展示会の仕事後は、ミラノの評判の店巡り。長期欧州を気遣っての、日本食。
ホテル横の一軒目は、可もなく不可もなく。


2軒目の「菫」は売り文句の如く普通に美味しい日本食。熱燗呑みながら、串揚げを。

逗留していた、ガルバルディ駅から程近いところにある、エノテカは今年最高のワイン酒屋の一軒。N'ombra de vin。超満員でしたが、なんとか直前予約もとれて。


プロジェクトミッション無事終えた褒美に、ちょいとよいシャンパンおごってくださいよと、一緒だったグルメ隊員にたかって(割り勘ですが)、ベレッシュの美酸シャンパンを呑んだり。

セロスと悩んだものの。

して、こんな感じで欧州の酒と食に溺れるようにして、日本に帰国したのが11月17日なのでありました。

ほぼまるまる1ヶ月だ。11月ー12月も海外編なので、またの機会に。