2012年1月11日水曜日

CASTELL SCHLOSSBERG SILVANER GG 2005

この素晴らしき芳香
 深夜帰宅。家人の用意してくれていた水炊きをいただく。酒庫に(この時間から)呑むべき酒が見当たらず、しゃあなし合わんことわかって菊之露5年クースをお湯割で。
 鍋の匂に誘われて家人も起きてきたので、やはりワイン呑みたいよね。と言うことで困ったときのプラチナbox解。このボトルの形状はその昔、ドイツ・フランケン地方のワインが牛の睾丸に詰められていたことに由来する。スライムの様でかわゆい。

して、抜栓と同時にすさまじき芳香。パイナップル様そして白薔薇の香が部屋中を満たします。水炊きの出汁の匂など何処吹く風ぞ。それにしても何たる芳醇でセクシーな香。そして蛍光と言っても過言でない輝くばかりの液色。まさしく「耀」とはこういうものを指すのだと思い知らされる色調。デキャンタージュします。香が示す圧倒的な存在感ゆえ、リーデルのボルドーグラスを使用。
 口に含むとその香同様、トロピカルフルーツの様々が口中ではじけ飛びます。
これほんまにドイツの白ワインか?というくらい。プラチナブロンドの超派手美人@メイヴェリンのマスカラCM、が頭に思い浮かびました(え?軽薄?)。コメントと矛盾はしますが、ただ最近ありがちな樽由来のお化粧では無いんですね。純粋な葡萄由来のアロマです。むしろ樽香は控えめ。と言うことは、化粧せずともメイヴェリンてこと?それってすごいですよね。silvanerの特性か。
自由奔放な美人の如く、味が刻々と変わります。色も黄金から碧また黄金とくるくると。
下世話なことだが、同レベルで彷彿とさせるバタール・モンラッシェなんか呑もうモンなら数万円は下らんことを考えると、ドイツワインやはり恐るべし費用対。
水炊の鶏とマリアージュしたこともあって、とてもとても幸せな1本でした。やはり素晴らしきgrand cruクラスのワインは呑んでも酔わないね。呑了後、また泡盛呑んでしまいました。また3時だ。

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