2012年3月28日水曜日

RICHMONT VIOGNIER PREMIUM 09

家人が言うに今宵は自信作と。魚の肴だそうな。
ただ、家人への手土産は少々レアなBRGの1erクリュの赤。そういう事なら、プレゼントはDIELのリースリング特級にすりゃ良かったかななどと思いながら帰宅。


確かに旨そうである。鱸の白ワイン蒸のタイム・レモン添え。見た目のイタリア国旗が目に華やか。
まあ、何しか色々ワインがある拙宅ですが特級ワインのストックこんな遅くから開けるのも勿体無いわよの一言で、家人がどこぞで仕入れてきた安物南仏IGPのヴィオニエの樽熟ワインを。熱入れた白身魚にはヴィオニエは兎も角、樽熟ワインは合うのが常。

はい見た目通りこの皿は、いと素晴らし。アサリの旨味とレモンとトマトの酸味、タイムの清廉な香味。渾然一体で五感に迫るよき一皿。して、ワインは。

…劣化じゃ。熱劣化。確かに樽香は強いのやが色んな要素が死んでいる。ヴィオニエのオイリーさも発見できず。熱劣化しようが、ブションだろうがポテンシャルの高いワインと言うのは、状態変化しても原液の持つレベルと言うのは、ある一定以上のワインのテイスティングスキルが体得できていれば、抽出できるものなのだが、このワインは一言「あかんなぁ…」。

よくよく聞いてみると家人は頂き物を持って帰ってきたようで、購入したわけではないらしい。健全な状態で買って1500円くらいの販売価格ちゃうか?と予想してみたところ、ネットで調べると1700円強上代。私の感覚も悪くは無かろうと安心したのであったが、こんなワインに真面目に1700円以上払ってしまったら、ビギナーの方は困惑するやろな。

そういう訳でワインはグラス1杯呑んで、呑みあがり。残りは料理酒行き。
その後は酒庫を漁って、バランタイン17YOストレートと、カルアミルクをドルチェ代わりに2杯程呑んで呑みあがり。

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