2013年1月28日月曜日

4女神像のギリシャ酒 ~ WEINGUT SPECKERT-RUPRECHT AUSLESE 1989er

早朝より起きだして、バタバタと支度して慌ただしく大阪を出発した。米原あたりの降雪の影響で、名古屋からの在来線特急に1本乗り遅れる。

と言うわけで、半日の大阪滞在からまた山梨に戻った。

1日とは言え、山梨を離れ帰ったものだから過忙を極める月曜日で、仕事を仕舞い込んで寮に帰ったのは21時。山梨の朝は早いため、通常の感覚なら終電まで仕事した感じだ。

そんな月曜だったため、それほど酒を呑んでということにはなるまいと思っていたのだが。

私と同じようなことを考えて、長野のご実家に帰ってらしたドイチャー隊員がしこたま蔵から珍しい酒を持って帰っている訳だから、やはり呑まない訳にはいくまい。


こういう見たこともない酒から。4 MAIDENS OUZOUNI BRANDY。ギリシャの銘酒ウゾかと思いきや、ブランディーと表記あって、無色透明ではない。なんじゃこれ。
グラスに一杯ストレートで吞むが、なんともトボケタ香味で、質の悪いアルコールに香料とカラメルで味付け・色着けしたウォッカを連想させる。失敗作のオールド・ウォッカみたいだ。
余りうまくないので、仕切り直しに今日の御好み焼と併せて、私の出張酒庫の残党最後の1本を。


シラーと言うには、エキス分・コクが少なく中庸なヴァンド・ペイで特段美味しくはないが、悪くもない。
ドイチャー隊員のテイスティング練習用に、買ったオマケワインだから良いのである。お好み焼きソースとはよく合って、俄かのプチ・マリアージュ。


フィンランディア・ウォッカのオールド・ボトルもオン・ザ・ロックスで。これは、状態もよく、甘く濃厚な良いボトルだった。


で、食後の〆に標題スペッケルト・ルプレヒト醸造所のアウスレーゼ1989年を。
保管状態が中々に苛酷だったのであろう、若干のヒート。また、多少のブショネも。
ただ、しばらくするとヒートは気にならなくなり、ブショネも極少だったので大変素晴らしい熟成白を楽しませていただいた。皆一様に薄いハチミツレモンやな、と。確かに、未だフレッシュな酸が
程よく乗ったアウスレーゼの糖と拮抗しており、古典的なくどくない薄甘アウスレーゼの良い熟成ボトルといった様相。

のっけから飛ばし過ぎの感は否めないが、杯数煽ったわけではないので至って普通に正気を保って、残務を片付け床に就いたのであった。

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