今宵は恒例ワイン会@ベビトーレ8月。前回の痛いBRGグランクリュの失敗を教訓に、今回は失敗の少ないボルドーのグランクリュを。
まだまだ早いのは分かっているが、以前から何度か呑んで比較的VTに関わらず早く呑めるここんちのワイン。かつ、ちょいと難しい04年ということで、更に早く呑めることを期待して、これにした。
抜栓だけしておいて頂いて、白ワインをボトルで頂く。その前に肴盛たちと共にカールスバーグ。
右上端のラタトゥイユが素晴らしく美味しく、単品おかわりを頂いた。白はどこの銘醸かを伏せてブラインドで。シャルドネ…新世界系のものとは違うミネラルだな…、フランスやね、でもって南の方、ラングドックかな…。これは珍しく当たっていたのでご機嫌。当たれば、多少美味しく感じてしまうのも単純なもので。
巻貝の和え物と。肝が濃厚でまったりと、この南方シャルドネに合う。
早々にこのシャルドネは無くなってしまったんだけど、コンセイヤントに行くには未だ時間が経ってなさすぎ、ということでペルノ・リッキーを頂く。
抜栓から1時間半経過した時点で、コンセイヤントをボトルから。色調はまだまだ若い紫で思ったほど黒味は強くない。液密度はそれ程粒ぞろいな雰囲気はなく、粘性もそれ程高くなく、ボルドーっぽくないよねといった印象。香りはまだクローズだが、スミレやモカ、若干のスパイス、顕著なミント、ハーブ、すっきり系の香り、黒系果実よりは酸勝ちの苺やプラムといった赤系の果実の方が強い。このワインについてよく言われがちなブルゴーニュ風なニュアンスはこう言った果実の部分からか。
口に含むと、酸がやや前面に出ており果実実、甘味、タンニン、樽のニュアンスが弱い。
マスター、カラフェ貸してください。ということで、その場でデキャンタージュして。
デキャンタすると、果実実が酸に拮抗してきて、その他諸々のニュアンスが良い感じに上ってきてバランス感が向上。特にフィニッシュのミント香は口蓋に残る余韻にアクセントを添えてくれて素晴らしい。
ロースト・ビーフのサラダ。
アサリのパスタに、
〆のリゾットまで。いやあ、間に赤のカラフェを挟んだりしてるので、最後の方はかなり酩酊怪しく、マスタに合掌しながら店を後にしたのであった。
ワインは大成功ではなかったものの、中々の良いワインといつも期待を裏切らない素晴らしき皿たちを作ってくださったマスターに今宵も感謝。
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