2012年5月22日火曜日

Domaine LEFLAIVE Chevalier-Montrachet GRAND CRU 1998 @ ring of fire

欲張りなタイトルだ。


世紀の大イベント。金環日食。宅の横の滝川公園に、寝巻きにワークキャップだけ被って出陣。
夜型人間にはちとしんどい。しかし、沢山の近隣住民が集って微笑ましい。キッズ以外誰も遮光フィルターを持ってないのはやはり土地柄??大阪のここいらは曇っていたが、雲の隙間から時折金環日食は観察できたので良し。


人間観察の方が面白かったりして、帰宅して朝シャン。否、朝クレマン(昨日の残りラストの1杯)。
その流れで、家人がどうしても食べたいというので天一の更科でカツ丼を食し、一旦本日のワインを抜栓しに帰って、梅田にお買い物。

泥染めの青いストールやら愛らしいバーピンやら、衝動買いにも拘らず、中々よい買い物が出来て満足。

本日の持込ワインを、泥酔して取り忘れたら嫌だからと、エチケット記録。





仕事などで行く、西天満のタベルナ デッレ・ トレ・ルマーケにするか迷ったが、家人は迷わずこちらを指定するので、いつもお世話様のベビトーレ。


カールスバーグから始め…ワイン有りきでマスターに料理はお任せ。マスターが料理を組み立てられる間にcavaをボトルで一本。ピクルスは毎度のこと、美味しいのだが奥のミニトマトのコンポートは、下衆な表現だが「ヤバイ」くらい美味しい。cavaとベストなマリアージュ。



遅れ馳せの、家人の誕生日祝いにルフレーヴのシュヴァリエ・モンラッシェを。これを前半半分。難有りの98年故シック・ボトルをかなーり心配したが、杞憂に終わりひたすら素晴らしい。保存状態はパーフェクトに近い。短命と言われるルフレーヴの98年産シュヴァリエMとはとても思えない、まだ熟成を待てるそんな白。しかし熟成は今かなり良い感じ。開けたてグラン・クリュのめまぐるしく変わる味わいと香りには溜息しかでない。
家人が言うにはオーヴンで焼いた玉蜀黍の皮の香りが、確かに特徴的。これぞミネラル!と言うべき攻め立てるようなミネラルが歯茎にヒシヒシと。ブリザードだ。オンの97年とオフの98年どちらにするべきか迷ったが、98年で良かったのかも知れない。

白が主役なので、飛び越える赤を開けるのは野暮なので(かと言って半端な赤も失礼だし)、敢えてのクロード・デュガのジュヴレイ・シャンベルタン2008。


持ち込み前の宅でのテイスティングは6時間ごしで、パーフェクトに近いデュガらしい濃・旨・甘の揃った素敵なGCだった。が、少し冷やしてもらったのが悪かったか?完全な閉じワイン。スワーリングしようが、グラスあっためようが、カッチカチ。完全に機嫌損ねられてしまった。


中途ティフィン・リッキーなど挟みながら、最後の方のデュガは辛うじて復帰。皿たちは、マスターに横で私たちと一緒にテイスティングしてもらいながら、酒の状況に併せてメニュー外のものも含めて造ってもらうので、もう素晴らしく素晴らしく。

後半は残り半分のルフレーヴを常温で、ディジェスティフとして。2本半呑み切っているので、結構酩酊しているが、これ呑んだ途端キリっと目が醒める。家人が宣ふた「なんていうかGANTZのボールを大きくした感じよね」という言葉が全てを言い得ている気がする。完全な球体?


たまにはこういう素晴らしいワインをプライヴェートで呑まないとと思った次第。でも年に2回くらいで良いかな。

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