2013年3月7日木曜日

VILLA MONGIRON AC BORDEAUX 2005

山梨より帰阪。超強烈な花粉症もち故、強力な抗アレルギー薬を吞んでいるにもかかわらず、帰りの新幹線で氷結を2本一気呑みしたものだから(帰り仕事夢中で、名古屋を過ぎるまで買った氷結を呑み忘れていた)、新大阪の改札出たときには目が回っていたのであった。

まあ、しかし高が缶酎ハイ2本につき宅に帰りつくころには、すっかり回復。22時近くにも拘らず15度を超えて大変暖かい大阪につき、無性に美味しい完熟ボルドーが呑みたくなる。ワイン庫を漁って、出てきたもう残り少なき05のモンジロンを。

ちょいと、澱を下げる時間まではなかったので、後ろに澱が。御多聞に漏れず、期待そのままの素晴らしき熟成香と甘美な香の諸々。口に含む味わいは、慈愛に満ちた甘味、まったりとしたヨーグルト様のコクも感じる。リリース以降このメルロの銘酒を何ダース吞んできたか分からないが、いよいよセラーの中にも残り1本。リリース直後のインキーで光を通さない位濃く、辛く、タニックだったこの酒がこうも、美しく変貌するとは。やはりワインという酒が他の酒とは一線画す所以也。また、2005年と言えば私が初めて仕事の種としてワインを扱いだした年だけに感慨一塩なのかもしれない。


毎日、「鍋鍋」の発言に気を遣ってくれたか、久しぶりのビーフシチューと共に、このモンジロンを堪能し、シチューの後は、マンチェゴやらチョリソを食したのであった。

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