2012年8月3日金曜日

GERARD SEGUN Bourgogne rouge cuvee gerard 2010

ここのところ仕事で日本語以外を使うことが多く、一日の半分以上外国語を読んだり、喋ったりしていると、俄かに言語障害のようになって、ぱっと日本語が出てこなかったりする。

さて、今宵は昨日のお残りルーニーのラ・カルト09から。皿の苦瓜の炒めものに滅法あうくらいの苦味(≒ミネラル)。リッチでありながら、この硬質な土壌を感じる透明感はやはり素晴らしい。酒庫に残っている1ダースもすぐなくなってしまうんだろうな。


まあ、こんな感じだからこのラ・カルト残はすぐ無くなってしまい、家人が昨晩鍋一杯大量に作ったボルシチを今宵も続けて食す、というわけで赤を抜栓することに。

昨日も書いたが、このボルシチのビーツの優しい顕著な土の香りといえば、白ならミネラル隆々のシャルドネ、がラ・カルトになった訳だが、赤と言えばやはり、あれしかないかな。そう、ジュヴレ・シャンベルタン。

ただ、毎日BRGの村名をポンポン開けるような事をしてたら、懐にも良くないし、何よりまた食傷になってしまう。ということで、これも毎年ぼちぼち呑んでいる、ジェラール・セガンのブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・ジェラール。これは、ジュヴレ・シャンベルタン村名のデクラッセもの。


家人も銘柄みずとも、ジュヴ・シャン?なくらい、独特の大地香が。腐葉土っぽいニュアンスは、硬質なラ・カルトの岩のニュアンスよりも、より一層、ビーツのもつ泥っぽい、土臭いニュアンスに親和する感じ。至福のマリアージュだ。


ボルシチの後は、ストック・ロースト・ビーフも頂いて。

村名とリジョナルの中間的な、今の気温で飲んでもくどくない綺麗な酸が心地よく、危うく一本呑みきってしまうところだったが、きっちり2/3に止めて今宵は呑みあがり。

でも白をあわせりゃ、やっぱり1本半か。

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