2012年6月6日水曜日

甲乙着け難し独・伊の赤

今宵はまた肉料理に併せて赤。この2本だ。


ottes lorcher kapellenberg spateburgunder trocken 08
オッテス・ロルヒ・カペレンベルク・シュペートブルグンダー・トロッケン08-2

Poggio alla guardia igt MARENMMA TOSCANA 05
ロッカ・ディ・フラッシネッロ・ポッジオ・アッラ・グアルディア05-D

泡をあけるかどうするかの議論になったが、ALCの摂取総量を考えて角ハイを食前酒に供することとなった。食前酒と一緒にウェイティングのアボガドと蛸の山葵和え。


続けて、メイン皿。



このドイツとイタリアの共演、どちらも私のこの価格帯で手に入ったワインの最近のベストなのだが、本当に甲乙着け難し。ドイツはPN100、イタリアはSg15・M45・CS40。VTも08・05とバラける。共通なのはどちらも樽熟成なしで、TOPキュヴェでもなく、今まさに素晴らしい熟成のピークにあると言う点。

肉を食してはドイツ、ドイツの次は肉、肉の次はイタリア。と、このロンドが続くのだが、止まらない。
止められない。もうこれはワインと肉とのマリアージュ実験の如し。

両者ともひたすら甘い、そしてくどくない、香りも各々の目指す方向性においての素晴らしい香りを放っている。これを、各々の本家筋のフランスBRGとBORで共演させたならば、最低でも3倍から4倍は出費しなければというレベルだ(BORに至ってはこんな熟成感の出てるVTがその値段で買えるか否かがかなり怪しい)。本当に美味い。

イタリアのこのフラッシネッロの3rdボトルのこのVTは、これにてストックアウト。次のストックは07だが、05トスカーナ故の開花時機だったことを考えると同じ様に楽しめるかどうかは、不明。近々検証せねば。


美味しいワインが楽しめたときだけのお愉しみとなりつつある、シングル・モルトを1杯チビリと呑んで、かなり満足のうちに呑み上がり。

0 件のコメント:

コメントを投稿