2012年11月28日水曜日

Ottes Lorcher Kapellenberg spatburgunder trocken 2008 - VILLA MONGIRON 2005

ペルノをソーダで割って。呑んで。

そして、とうとうセラーの中で最後の1本で粘っていた、函買いオッテスのロルヒ村シュペートブルグンダ2008抜栓。結局ここんちのワインは直接OTTES氏と直接交渉までする入れ込みようであったが、いろいろ思い悩んで、結局個人輸入はやめることとなった蔵。

本当に和食によく合うワインを作る、良い作り手だったんだが、まあ数万円をつぎ込んで、ロット買いする偏愛ぶりも、何だかなあと、思い直した訳。


そんな、思い出深い、そして愛着のあるワイナリーの最後の1本、という割にはたんたんと抜栓して、特に特別な食事に合わせるわけでもなく、日常の食卓に置かれることとなった。

何度呑んでも美味しいこのピノ。例の如く、甘く甘く甘い。寒冷限界のドイツを思わせない、高濃度のアルコール度数、とそれを感じさせない果実味。香はまあボチボチといったところだが、この味覚はやはり秀逸である。


感動しつつも、直ぐなくなってしまったので、昨日抜栓しておいた家人のVILLA MONGIRON2005をまだ開ききってないということで、デキャンタに。乳香がし、甘いミルクを飲んでいるような感覚だ。
良い熟成をしており、液は褐色オレンジ色。先ほど呑んでいたピノの甘さとは全く異なる深い甘さ。これぞワインといった感じか。
やはり、どこまで行ってもボルドー派(?)なのは疑いようはないわけで。


併せて食した、ミモレットも少々熟成の進んだ褐色オレンジのものを。中々有意義なワインな晩であった。

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