こんなものが何故か酒庫から転がり出てきた。マコン・ヌーヴォー2011年ヴィンテージ。「新酒」じゃないか。
ボジョレ・ヌーヴォーを垂直で集めているという変わり種の人間を何人か知っているが、私はそういう嗜好はない。
まぁこれが転がり出てきたからと言うわけでは無いのだが、イメージに合いそうな刺身と鍋を頂く。
液色に不健全なものはなく、燦々溌剌と明るい淡い緑。美味しくも不味くもない、ほぼ毎年テイスティングしているマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーと大して変りもない。
かたや前日シャンベルタン吞んで、ああでもないこうでもないと頭を捻ってるかと思えば、かたや本日1年落ちのヌーヴォーを吞んでいる。
どちらも葡萄酒は葡萄酒なのだから、おかしなものだ。そもそも酒とはそんなものなので、グランヴァンだけがワインでもないし、ヌーヴォーがワインのすべてでもないのである。
なんてことは、いつも通り頭をよぎることすらなく、あながち薄っぺらいだけでもない、水の様なこのマコン新酒を呑み干したのであった。
まぁ、これが現地価格の数百円で吞めるんなら十二分であろう。1000円以上払って吞むかは、その人の価値観によるものだ。
吞む酒のエキス分が薄いと内容が薄くなるこの記。今宵も乱筆多謝也。
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