しっかし暑かった。今日は外にいる時間が長かったので、照りつけるような太陽光線にさらされて。まさしく真夏。まあ、明日からまた雨のようだけれど。
そんな熱帯夜に、今宵は毎度のブール社のブランド・ノワール1999。奮発抜栓。
その前に、暑いといえばラムということで、モヒート作る元気は無かったので、GFJとソーダで割って。
角ハイも2杯呑んで、料理が揃う。
ブールのブラン・ド・ノワールはこれまた先日のベルヒャーのピノ・ゼクトと同じくらいの生命力。かなりの生命力。シュペート・ブルグンダやし、ピノ・グラスで頂きましょう、とリーデルのそれに入れても泡が止まない。
ピノ・ノワール特有のピンクがかった色味と熟成によるアンバー化の美しい色合い。呑まずとも美味しいことが伺える。香りは酵母が強いが、しっかりと古酒泡の蜜の香り、ラムネ的な駄菓子の要素、アールグレイなどのフレーバード・ティー。テイストは外観とは異なり、内包された泡はマイルドで、端的に言うなら豊穣。リッチでコクがありボディのしっかりした美しい泡である。
過冷却もありまだ香りの要素が弱いかと、久しぶりのヴィンテージ・シャンパーニュ・グラス登場。ネクタリンあるわよとのことで、添えて。
これが、当たりだ。久々、ヴィンテージ・グラスが役に立った感じ。ピノ・グラスで分散してしまっていた香りの要素が、集中してより高級なニュアンスに昇華。ネクタリンもよくマリアージュ。
美味しいので、どんどん呑んでグラス最後の半杯。あ、これが本性ね。と息をのむ。この上なく美味しく開いてきているのである。嗚呼、やはり短気損気の早飲み(これは文字通り抜栓から終わりまでの期間を指して)は、良いワインを半分ほどしか楽しめないないんだな、と反省しきり。ボトル半分置いておくべきだった。
後悔先に立たず、反省酒は自戒の意もこめて、マティーニを。暑くなってきたので、ステアの回数は少なめで。
今宵もよく呑み、よく食べた。









0 件のコメント:
コメントを投稿