2012年4月8日日曜日

ヘッセン王子05~四ツ谷酒造 兼八に至る道すがら

今宵は鍋。もしかしたら、今シーズンラストになるやも知れぬ。いや、そろそろ鍋の季節脱してもらわねば、商業は巧く廻らんであろう。春は春らしくぽかぽか陽気が肝要也。

春を切望しつつの、先日から間髪空けずのヘッセン王子のイエズス家の庭(はしょり過ぎやろ)EGを。
前回はヒートを感じるBTLであったが、今宵の特級BTLのこれは健全。2005erにしてデキャンテーションなしのグラスは若干気泡が見られる若々しさ。已然ペトロールとえぐみは感じるものの、圧倒的に酸やミネラルの広がりはスケールUP。特に残糖の高さは特筆に値する。それが良いか悪いかは別として。



今宵の豚鍋とよく合う(写真は昨晩のベビ触発奮起の家人アンチョビブロッコリーやが)。特に鍋中の鏑の特有のえぐみと食感が、ヘッセン王子と特級のマリアージュ。ワイン単体の求道も一つの道。しかしてワインの特性を咀嚼した上でのマリアージュ先行のワインはより一層高次な幸せに誘う。とつと感じる今日この頃。

ゆっくり変質を愉しむべしと、間にビールやら差し挟むも結局早々に呑みあがり。

その後酒仲間より、安く手に入ったのでとおすそ分け頂いた兼八をこの鍋に合わせて。ロックで。元来この酒は湯割りが素晴らしいと思っているのだが、酔いも手伝い既に体も温か、故にロックで頂く。正直湯割りの香味には劣るものの、氷に薄められることもなく兼八らしい甘味・香味に舌鼓を打つ。

焼酎に関しては紆余曲折を経て8割方、麦焼酎は兼八、芋焼酎は伊佐美しか飲まないさんちゃごと知っての敢えての贈り物、S氏に感謝。バックの雑誌は家人のカンペだな。久方ぶりの宅呑み焼酎、良い酔いにも感謝しつつ、合掌でやんす。

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